映画『はなちゃんのみそ汁』の製作発表記者会見が12月4日に東郷記念館で行われ、広末涼子、滝藤賢一、一青窈(出演&主題歌)と、原作者の安武信吾・はな父娘、阿久根知昭監督が登壇した。
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本作は13万部のベストセラーとなった「はなちゃんのみそ汁」を映画化した作品。癌の再発で余命わずかとなった母親が、幼い娘に何が遺せるかと考え、「自分で生きる力を遺したい」と、4歳になった娘にみそ汁作りを教えるというストーリー。
母の安武千恵役を演じた広末は「脚本が本当に素晴らしくて、泣いているのに笑っちゃって、声を出して笑いそうなのに涙が止まらなくて」と出演を決めた理由について説明。「実は飛行機のなかで読んだんですけど、仕事で飛行機に乗ったときだったので、メイクさんに怒られると思って、到着した先で保冷剤を買いました(笑)。空港って保冷剤だけで売ってくれるんだと思って、50円で売ってくれるんです」とお得情報も明かしてニッコリ!
父の安武信吾氏と一緒に原作を書いたはなちゃんは、広末に会った印象を尋ねられ「お母さんは広末さんみたいに美人じゃないけど……」とコメント。隣にいた広末を照れ笑いさせると、続けてはなちゃんは「でも笑顔がとても似ているなって思いました」と語った。
一方の広末は、そんなはなちゃんに役作りのため「お母さんの一番好きなところを聞いた」そうで、「予想外の答えだった」と明かすと「好きなところはどこですか?」と質問。聞かれたはなちゃんは「ちょっと厳しいところ」と答え、報道陣を感心させていた。
また、「はなちゃんはお母さんから味噌汁の味を受け継いだが、ご自身は?」という質問に、広末は「うちの母は実はあまりお料理が好きじゃなくて、小さい頃は外食が多かったんですけど、主菜、副菜、お椀といった食卓の視覚的な充実感が、家族の風景として大事なんだということは教えてもらった気がします」と回答。
同じ質問に一青窈は「(母が)台所で歌を歌いながら作っていた。楽しみながら料理を作って人を楽しませる素敵なお皿作りも幸せの象徴だなって思った。だから私も、楽しみながら料理を作ろうと努力しています」と話した。
この日は、はなちゃんが用意したお味噌汁をみんなで食す場面も。広末は「おいしいです。ホッとします」と笑顔を浮かべると、滝藤も「おいしいです。すごいねぇ」と感心した様子。だが、5歳で味噌汁作りを覚えたと改めて聞かされると、再度「すごいね」と驚き、「うちの5歳の坊主は何もやってないね」と笑いを誘っていた。
『はなちゃんのみそ汁』は2015年全国公開となる。
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