『Love Letter』『スワロウテイル』の岩井俊二監督が原作・脚本・監督を手がけ、花役の鈴木杏と、アリス役の蒼井優がブレイクするきっかけとなった『花とアリス』。この映画の前日譚となる2人の出会いのエピソードを岩井監督が『花とアリス殺人事件』として長編アニメ映画化することは、すでに発表されているが、蒼井と鈴木以外の声優陣が新たに発表され、予告編も解禁となった。
2004年公開の『花とアリス』同様、アリス役に蒼井、花役に鈴木がキャスティングされているが、アリスの母役に相田翔子、父役に平泉成、花の母役にキムラ緑子、バレエ教室の先生役に木村多江と、他のキャラクターも前作に引き続いてのキャスティングとなっている。
また、前作で花が恋する宮本先輩を演じた郭智博も、今回、先生役で登場。さらに、勝地涼、黒木華、鈴木蘭々らも声優として参加し、アニメ映画となった『花とアリス』に新たな息吹を吹き込んでいる。
そんな声優陣の声が入った予告編がついに解禁。12月13日より劇場でも上映が始まる。この予告編はプレスコ(セリフを先行して収録する手法)で作られており、すでに収録を済ませた俳優からのコメントが届いている。
アリス役の蒼井は「アリスだったあの日から、早10年。声も大分、野太くなっていますが、頑張りました。眩い青春時代を2度もありがとうございます。またアリスになることができ、心から嬉しかったです。作品の完成が楽しみでなりません」と話し、花役の鈴木は「花とアリスに再会できて、とてもとても嬉しいです。10年経って30歳近くになった(!)私たちが中学生の声になれているのか……ちょっと不安。でも見てくださる方が楽しんでくださればいいな、と思います」とコメント。
殺人事件の鍵を握る湯田光太郎役の勝地は「10代の頃に初めてご一緒させて頂いた時は、岩井さんを怒らせた僕ですが…今回、久しぶりにお仕事ができ、とても嬉しかったです。わずか10分ほどでしたが、和やかに穏やかに収録ができました(笑)。10代の頃からよ〜く知っている蒼井優さんと鈴木杏さんの2人が10年経っても、色あせず、“花とアリス”の世界観を蘇らせていると思いますので、楽しみにしてください」と話し、花とアリスの担任・萩野里美先生役の黒木は「花とアリスが、長編アニメになって、しかも、物語は、二人の出会い…。あの青春の始まりを目撃できるということが、幸せで、楽しみです」と述べている。
『花とアリス殺人事件』は2015年2月20日より新宿バルト9ほかにて全国公開となる。
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