【興収レポート】コロナ禍では初の快挙!トム・クルーズの実力を再確認の100億超え

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トム・クルーズ
トム・クルーズ

7月公開作ランキング1位は『キングダム2』

【映画興収レポート/7月】7月公開作の月間興行収入ランキングをまとめた。1位は『キングダム2 遥かなる大地へ』。7月15日に公開され、公開後4日間で13.8億円をあげ、前作比で68.8%増となる猛ダッシュを見せた。だが、2週目の週末(23~24日)は前週比マイナス48%の4.2億円、3週目の週末(30~31日)は前週比マイナス33%の2.8億円。大幅な落ち込みを見せ、公開後17日間(7月31日時点)で29.9億円をあげている。前作と比較すると90%。8月の伸びに期待したい。

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2位は『ミニオンズ フィーバー』。公開後17日間(7月31日時点)で21.5億円をあげている。『ミニオンズ』(15年)と比較すると68%で、前作超えが厳しい状況となっている。

3位は『ジュラシック・ワールド 新たなる支配者』。7月29日に公開され、3日間で13億円をあげている。IMAX版、4D版、DOLBYCINEMA版でも上映。シネコンでの上映回数は通常は1日5回のところ、字幕版と吹替版を合わせて10回以上上映するところも多い。

日本最大級の動員を誇るTOHOシネマズ新宿では、29日が朝8時20分から深夜29時15分までIMAXとMX4Dを含め27回、30日が朝8時20分から深夜28時45分まで27回、31日が朝8時20分から深夜24時45分まで20回上映された。

日本テレビ系『金曜ロードショー』で22日に1作目、29日に2作目『炎の王国』が放送された。また公開前日の28日には、来日したブライス・ダラス・ハワード、ディワンダ・ワイズ、コリン・トレボロウ監督が出席、クリス・プラットがリモート出演した記者会見が開催。日本語吹替版キャストの玉木宏、伊藤沙莉、満島真之介も登壇した。

なお『トップガン マーヴェリック』は7月31日時点で101.3億円。実写映画が興収100億円を突破するのは、2019年公開『アラジン』以来で、コロナ禍では初の快挙。トム・クルーズ主演作では『ラストサムライ』(04年1月に100億円を突破)以来2作目、18年ぶりの記録となる。(文:相良智弘/フリーライター)

[2022年7月公開作ランキング]

1位『キングダム2 遥かなる大地へ』29.9億円
2位『ミニオンズ フィーバー』21.5億円
3位『ジュラシック・ワールド 新たなる支配者』13億円
(7月31日時点。ムビコレ調べ)