原田芳雄の孫が映画デビュー！原田琥之佑のオーラは必見

#サバカン #サバカン SABAKAN #原田琥之佑 #貫地谷しほり #金沢知樹 2022.08.13

『ミッドナイトスワン』を手掛けたCULENの新作映画で、草なぎ剛も出演する『サバカン SABAKAN』が8月19日に公開される。ムビコレでは主演の子役・原田琥之佑と、その母親を演じた貫地谷しほりのインタビューを掲載中だ。

「生で映画作りの裏側を見てみたら、裏方の仕事をやってみたいという気持ちが芽生えてきて」（原田）

1980年代の長崎の小さな町を舞台に、イルカを見ようと冒険に出る少年2人を描く本作。これが演技初挑戦という子役2人を中心に、実力ある俳優たちが脇を固める、楽しくて切なくて、温かい作品は、本作が初監督作となる金沢知樹の少年時代をもとにした物語だ。

「自分がスクリーンに出ていることが信じられなくて…」と語るのは、本作で映画デビューを果たした原田。映画には「ずっと興味があった」という原田は、祖父である原田芳雄の映画の真似をしたりしていたのだという。

「『大鹿村騒動記』という映画です。大鹿村というところで村民の方々が歌舞伎をやる話で、その映画で使った小道具の刀がおじいちゃんの家にあったので、それを振り回して歌舞伎のセリフを真似したりするのをずっとやっていて、演技は好きでした」。

そう語る原田を温かく見守るのは、原田が演じた竹本の母親役を演じた貫地谷。貫地谷が本作に出演しようと決めた理由は「金沢監督だったから」だという。以前、金沢監督と舞台を共にしたこともある貫地谷は、今回脚本を読む前から「やります」と即答した。

金沢監督について貫地谷は「もう天才だと思います。あんなに王道な作品を作るって、一番難しいと思うんですけど、見事でした」と、その手腕を絶賛。原田も、「純粋で子どもの心を持っていて、共感できる。正直な人で、接しやすい。話しやすいです」と金沢監督の人柄についてこう語った。

撮影の合間には、番家一路をはじめ、共演者と話していることが多かったという原田。そんな原田に貫地谷が「私がすごく覚えてるのは……（原田に）監督やりたいって言ってなかった？」と言うと、原田は「はい。もともと映画も大好きで、映画のメイキングを見るのも好きだったんですけど、ほんとに生で映画作りの裏側を見てみたら、裏方の仕事をやってみたいという気持ちが芽生えてきて。それも監督をやってみたら、もっと楽しいんじゃないかと思って」。

原田の話を聞いた貫地谷は、「『監督になったら、出してください』ってお願いした記憶がある（笑）」と当時の会話を楽しそうに振り返る。

最後に、原田は「ちっちゃい子から大人まで楽しめる映画になっていると思います。是非たくさんの方に見て欲しいです」。貫地谷は「本当に、愛おしい人物がたくさん出てきます。全く同じ経験をしたわけではないですが、自分の中に共感するような気持ちがグッと押し寄せてきて、私はすごく涙があふれました。家族で、子どもからお年寄りまで、みんなに見てもらいたい映画が出来上がっているので、ぜひ劇場に来てもらいたいです」と観客へメッセージを送った。原田琥之佑と貫地谷しほりのインタビュー全文はこちらから！