【年末年始公開の特選5本】年末は女装男子の美しさに萌え萌え! 年始は日本の伝統文化に感動

『海月姫』
(C)2014『海月姫』製作委員会 (C)東村アキコ/講談社
『海月姫』
(C)2014『海月姫』製作委員会 (C)東村アキコ/講談社

今年もあとわずか。年末は『海月姫』で少女漫画とオタク・カルチャーが融合したとびきりPOPな世界を体験してみてはいかが? 年始は、伝統的な日本文化を紹介する2本でキマリ!

『海月姫』12月27日公開
〈オタクな能年ちゃんを見たい人。女装男子に興味アリの人も〉
東村アキコの人気コミックを能年玲奈主演で実写映画化。オタク女子集団“尼〜ず”と共同生活を送っていたクラゲオタクの月海が、女装美男子と童貞エリートの兄弟に出会い、“男を必要としない人生”から脱却。彼らに助けられてピンチを乗り越えようと大勝負に出る。三つ編み・すっぴん・メガネ&ジャージ姿の能年ちゃんがハマリ過ぎ。池脇千鶴、篠原ともえらのオタク女子キャラ、そして菅田将暉の美しすぎる女装に大注目。

『千年の一滴 だし しょうゆ』
〈世界に誇る和食のルーツを知りたい人に〉
日本人の食文化を通して、自然との関係を見つめた日仏合作ドキュメンタリー。2013年12月に放送されたNHKスペシャルの国際版として映画化。日本の味の基本「だし」にまつわる人々の営みを追う第1章と、調味料のうまみのもとになる麹カビをミクロ映像で捉えた第2章から成る。

『サンバ』12月26日公開
〈大ヒット作『最強のふたり』に感動した人に〉
『最強のふたり』の監督と主演オマール・シーが再タッグ。フランスから国外退去を命じられたアフリカ人移民の青年サンバが、笑顔とユーモアで困難な状況を乗り切り、周囲の人々を明るくしていく姿を描く。シャルロット・ゲンズブールが、サンバに惹かれる女性を好演。

『真夜中の五分前』12月27日公開
〈三浦春馬にキュンキュンしたい人に〉
三浦春馬主演で、“セカチュー”の行定勲が監督を務めた日中合作のミステリアス・ラブストーリー。上海の時計店で働く日本人青年と、美しい双子姉妹の恋を描く。三浦春馬は中国人女優リウ・シーシー(1人2役)を相手に流暢な中国語を話し、せつない雰囲気を醸し出している。

『シネマ歌舞伎 二人藤娘/日本振袖始』1月3日先行公開、7日より全国公開
〈歌舞伎ファンはもちろん、見たことがない人にも〉
歌舞伎の舞台公演をデジタル上映するシリーズ第21弾。歌舞伎座新開場こけら落とし公演の人気演目2本立て。『二人藤娘』は坂東玉三郎と中村七之助が藤の精を艶やかに演じる。『日本振袖始』は、やまたのおろち伝説をもとにした作品で、大蛇に変身する玉三郎と中村勘九郎の大立ち回りに注目。

(文:丸山けいこ/映画ライター)

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