能年玲奈「今日を迎えられて興奮」、主演作初日舞台挨拶に万感の思い！

2014.12.28

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左から川村泰祐監督、片瀬那奈、太田莉菜、菅田将暉、能年玲奈、長谷川博己、篠原ともえ、速水もこみち、東村アキコ（原作者）

女優の能年玲奈が12月27日、新宿ピカデリーで行われた映画『海月姫』初日舞台挨拶に、共演者の菅田将暉、長谷川博己、太田莉菜、篠原ともえ、片瀬那奈、速水もこみち、原作者の東村アキコ、川村泰祐監督と共に登壇した。

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本作は、マンガ誌「Kiss」で連載以来、熱狂的な支持を受けている東村アキコ原作の同名コミックを実写映画化。オタク女子の集う男子禁制のアパート「天水館」で暮らす「男を必要としない人生」を掲げる「尼〜ず」たちの奮闘を描く。

イベントや取材の折に「お祭りのような映画」と評していた能年は「やっと今日を迎えられて興奮しています」と笑顔を見せると「今日から海月祭りの本番です」と高らかに宣言。現場で篠原らとともに作った“尼〜ず手芸部”での成果である、クラゲのぬいぐるみを披露すると「ボリューミーに作ったクラゲ。力作です」と胸を張った。

また劇中、美しい女装姿を見せている菅田は「女装姿を公開したらゲスい反応ばっかりでした」と悲しそうな顔を浮かべつつも「僕にとって今日は（女装を経験した）ブラジャー記念日です」と初日を迎えられたことに安堵の表情。一方、能年演じる月海に一目ぼれしてしまう鯉淵修を演じた長谷川は「修は30歳の設定ですが、僕はもう38歳なので、月海ちゃんに付きまとう変態なおやじに見えないといいなと思って演じました」と意外な胸の内を明かした。

原作者の東村は「私が好きなものをいっぱい詰め込んで、自由に悪ノリして描いた作品。まさか実写化されるとは思っていなかったので、お話を聞いたときには『尼〜ず』は誰がやるんだろうって申し訳なく思ってしまいましたが、すごく良かったです」と感想を述べると「続編ありそうなラストでしたよね？」と発言し、会場を盛り上げていた。

川村監督が「企画のスタートから約2年間、紆余曲折ありましたが、こんなに素晴らしいキャストに恵まれてうれしく思います」と感無量な表情で語ると、能年は「『ロッキーホラーショー』みたいに月海のコスプレしながら見に来てください」と呼びかけていた。（text&photo:磯部正和）