8月13日は怪談の日。「怪談」をエンターテイメントとして確立した稲川淳二が制定した記念日だ。
独特の口調で語る怪談の語り手として知られている稲川。1993年から毎年開催している「稲川淳二の怪談ナイト」は今年で30回を迎えたそうだ。今回は、そんな稲川が企画・原案を務めたホラー映画を紹介したい。
・【今日は何の日】「幽霊の日」に、怖すぎて失神者続出してお蔵入りになったという幻の幽霊映画を!
意外なキャストの姿も? 稲川淳二の怪談話3本を映像化した『心霊』
『心霊』は、稲川が自らの恐怖体験や聞いた話を映画化したオムニバスホラー映画。戦時中に多くの人体実験をおこなっていた病院に赴任した新人看護婦の恐怖を描いた『旧日本軍の病院』、湘南の海を舞台に4人のサーファーたちに襲いかかる恐怖を描いた『サーファーの死』、呪われた地蔵を描いた『首なし地蔵』の3本を収録している。
稲川の語る怪談を元に映像化した本作(『首なし地蔵』は小泉八雲の怪談が原作)は、3本とも全て役に扮した稲川がおどろおどろしく“怪談話”を語るところから話が始まる…。1996年の作品なだけあり、演出や映像技術はやや荒いが、ジャパニーズ・ホラーには“綺麗すぎない”映像がよく合い、独特の不気味な雰囲気を醸し出している。怪談話を聞いているような、ホラー映画を見ているような、不思議な感覚が味わえる作品だ。
本作には意外なキャストも出演している。その人物とは子役時代の山下智久。何とジャニーズ事務所に入る前なのだとか。貴重な姿は『サーファーの死』で見られるので、ぜひ探してみてはいかがだろうか。
配信サイトで稲川淳二の怪談を楽しもう
現在U-NEXTなどの配信サイトでは、『稲川淳二の怨念夜話』をはじめ、稲川の怪談を配信中。稲川の語りが迫力たっぷりなのはもちろんのこと、効果音やカメラワークも相まって臨場感たっぷりな怪談話が楽しめる。
あまりに集中して聞いていると、稲川の演技にびっくりして思わず声が出てしまうかもしれないので要注意…。暑い日に背筋がゾゾゾーッと冷たくなる怪談話を楽しんでほしい。(Y)
PICKUP
MOVIE
INTERVIEW
PRESENT
-
ダイアン・キートン主演『アーサーズ・ウイスキー』一般試写会に10組20名様をご招待!
応募締め切り: 2025.01.04 -
齊藤工のサイン入りチェキを1名様にプレゼント!/『大きな家』
応募締め切り: 2024.12.27