ほぼ全編に渡ってバリ島で撮影された『神様はバリにいる』。この映画のバリ凱旋試写会が1月12日(現地時間)にバリにあるヌサドゥワ・ビーチ・ホテル内の会場で行われ、日本よりインドネシア語の字幕版を持参した李闘士男監督や日本スタッフが、バリの撮影スタッフや出演者、関係者など 150人ほどを出迎えた。
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本作は、婚活ビジネスを起業するも失敗し、多額の借金を抱えた尾野真千子扮するヒロインが、自殺をするために訪れたバリ島で、一見ヤクザ風ながら実は大富豪のアニキ(堤真一)と出会ったことで、人生を一変させていくというストーリー。
登壇した李監督は「今回の撮影は今までで一番辛い現場だったが、バリスタッフの笑顔に救われ乗り切ることができた。バリ島に帰ってきて関係者に完成した映画をお披露目することで、少しでもそのお返しになると思い上映会を行うことにしました」と挨拶。
続けて「本作で幼稚園の先生の『バリの神様は頑張ってる人を見捨てない』というセリフは、もともと台本にはありませんでした。しかし、バリの方たちと仕事をして、そういう思いが芽生えました。苦しい現場だったけど、最後まで付いてきてくれてありがとうございました」と話し、涙を流した。
また、インドネシアの国民的俳優で、本作ではアニキのもとで働くアデ役を演じているエピィ・クスナンダールとその息子を演じたユスフ・リアンシャーも登壇。エピィは「監督をはじめ、素晴らしいチームで映画を作り上げることができたことを誇りに思っています。堤さん、尾野さん、玉木さん、ナオトさんは本当に素晴らしい俳優で、共演できて楽しかった」と振り返った。
上映後はスタンディングオベーションが続き、観客からは「映画のおかげでバリは素晴らしい島だと感じています。バリ人はどこにでも神様はいると信じていますし、頑張っている人を守ったり助けたりしてくれます。この映画を作ってくれて本当にありがとうございます」「人生の勉強になりました。いい人生を生きるために、成功するために、やっぱり自分自身を信じて、あきらめずに続けることが大事だと感じました。私の人生の自信になりました」など、温かい声も寄せられた。
『神様はバリにいる』は1月17日より新宿バルト9ほかにて全国公開となる。
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