Foorin新津ちせ、1年間で8センチ身長伸びる 加藤ローサは10年ぶり映画出演

#凪の島#加藤ローサ#島崎遥香#新津ちせ#結木滉星#長澤雅彦

映画『凪の島』公開直前イベントの様子
映画『凪の島』公開直前イベントの様子

映画『凪の島』の公開直前イベントが8月15日に都内で行われ、主演の新津ちせ、共演の島崎遥香、結木滉星、加藤ローサ、⻑澤雅彦監督が参加した。

・心の傷を抱えた少女が、山口県の大自然豊かな島で再生していく『凪の島』予告映像

小学6年生の新津ちせ、「去年から身⻑が8センチくらい伸びました」

同作は、山口県の瀬戸内にある大自然豊かな島を舞台に、雄大な海やどこか懐かしい学校、風情のある診療所など風光明媚なロケ地で撮影。少年少女の心の成長や、子供たちの目を通して描かれる心温まる家族の姿を描く。

両親の離婚によって母の故郷である山口県の小さな島で暮らすことになった本作の主人公・小学4年生の原田凪を演じた新津。実母の故郷が山口県という縁もあり「山口県の皆さんと一緒に作品を作ることができて嬉しくて楽しかったです。早く皆さんに完成作品を見てほしいです」と元気いっぱいにアピール。

凪が通う島の小学校の教師・河野瑞樹役の島崎は、笠戶島でのロケを振り返り「コロナ禍ということもあり人がいなくて、わたし達しかいない隔離されたような島での撮影でした」と笑わせつつ、「車の音も工事の音もせず、海風の音で朝目覚めるのが気持ち良かった」と述べた。

瑞樹に思いを寄せる漁師・守屋浩平役の結木は「笠戶島の自然や美しい景色がスクリーンを通してそのまま映っているので映画館の大画面でぜひ見てほしいです」とロケ地の雄大な自然を絶賛。

看護師をしながらシングルマザーとして凪を育てる・原田真央役の加藤。映画出演は約10年ぶりとなるが「⻑澤監督とは3度目のご一緒。10年ぶりの映画出演で緊張するのかと思ったけれど、そこは⻑澤組ということで安心して臨めました」と再会を喜んだ。

監督および脚本を務めた山口県在住の⻑澤監督は「オーディションの際、新津さんに『山口県は何もないところ』と言ったら『いいところはいっぱいあります!』と怒られました。それもあって撮影では山口県の良いところを映そうと頑張りました」と小さな座⻑の喝を告白。それに対し新津は「山口県は自然豊かで美味しいものもたくさん。良いところがいっぱいです!」と改めて強調した。

凪が海に飛び込むシーンの話題になると新津は「凪は海が大好きな子なので、海に慣れるためにダイビング資格を取りました。撮影時には海が大好きになって、飛び込むシーンの撮影をするのが楽しみでした」と余裕の表情。結木からは「僕が抱っこして海に飛び込むのでちせちゃんは怖かったはず」と心配するも、新津は「凄い安心感がありました」と感謝した。

撮影から約1年が経過。現在小学6年生の新津は「去年から身⻑が8センチくらい伸びました。撮影でのびのびできたからか、今までで一番伸びました」とニッコリ報告。島崎が「私はわからなかった」と驚くと、母親役の加藤は「私はわかりました。会ってすぐに言いましたよ」と親心を見せ、その成⻑ぶりに目を細めた。

そんな新津と加藤は初共演にして親子役。加藤が「ちせちゃんとは初めてお会いした時から打ち解けることができた。⻑男とも年齢が近いせいか、ちせちゃんの未来を想像したりして愛おしく感じた。だからすぐに背が伸びたこともわかりました」と言うと、新津も「私もすぐに『お母さん!』となりました」とまるで本当の親子のような仲むつまじさを見せていた。

最後に主演の新津は「この作品は、凪と島のみんなと家族の物語です。皆さんも家族や大切な人のことを思い浮かべながらこの映画を見てほしいです」とアピール。⻑澤監督は「ちせちゃんが成⻑したという話があったように、夏休みが終わって始業式が始まって何か変わったと思う微妙な感情を大人たちにも思い出してもらいたいと思って作った映画です」と完成に胸を張り、和やかなムードで舞台挨拶は幕を閉じた。

『凪の島』は8月19日より全国公開。

INTERVIEW