橋本愛主演で移ろいゆく東北の四季の美しさと旬の食材を使った料理を撮るため、約1年間に渡って岩手県でオールロケを敢行。夏・秋・冬・春の4部作にまとめた映画『リトル・フォレスト』。その完結編となる『リトル・フォレスト 冬・春』の公開を前に、同作の最速上映会が1月28日にロケ地・岩手県のフォーラム盛岡で開かれ、橋本と森淳一監督が現地入りし舞台挨拶を行った。
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登壇した橋本は、のっけから「みなさん、夕飯は済ませてますか? 映画を見るとお腹がすきますよ」と挨拶。「岩手県にはご縁があって『リトル・フォレスト』を含め3度来ています。遠野、久慈、そして奥州市ですが、それぞれの地域ごとの特色があって豊かだと思いました」と語った。
また、「映画の中で美味しかった岩手の郷土料理は?」という質問には「私の故郷の熊本の郷土料理で『だご汁』という料理があって、子どもの頃から大好物だったのですが、岩手の郷土料理『ひっつみ』を食べたとき、すごく似ていて懐かしさを感じると同時に美味しさにあらためて感動しました」と回答。
さらに「あと『がんづき』ですね。映画の最後で郷土の伝統舞踊である神楽を踊っているのですが、その練習のため1ヵ月間毎週一関市に通いました。そのときに毎回大森神楽保存会のお母様が作って食べさせてくれたのが、がんづきです。とても体力を消耗する踊りだったので、お母様たちの手作りのがんづきでパワーをいただきました」と答えていた。
翌1月29日には橋本は、今度はふるさと自然塾(岩手県奥州市衣川区大森)で地元の人たちとの交流会に出席。お世話になった地元の方々との再会をはたし、劇中で実際に自分自身が植えたもち米を使っての餅つきにも挑戦した。
「愛ちゃんの作った餅米だよ」と地元のお母さんに声をかけられた橋本は、「だったら絶対餅つきしたい!」と意欲満々。「杵は5kgくらいあるが大丈夫か?」と聞かれても、「私、結構力仕事は得意です!」と自信満々に答えたものの、つき始めて5回くらのところで「限界」とギブアップ! それでも「(映画の中でやった)薪割り同様、餅つきも大変上手」と褒められ、笑顔をのぞかせていた。
『リトル・フォレスト 冬・春』は2月14日より全国公開となる。
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