西田敏行、松坂桃李に「映画界を牽引するビッグな俳優になって」とエール

2015.02.02

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前列左から、さそうあきら（原作者）、河井青葉、西田敏行、松坂桃李、miwa、古舘寛治、小林聖太郎監督。後列左から小林且弥、村杉蝉之介、池田鉄洋、大石吾朗、モロ師岡、中村倫也、嶋田久作

映画『マエストロ！』の初日舞台挨拶が1月31日に丸の内ピカデリーで行われ、松坂桃李、miwa、西田敏行、古舘寛治、大石吾朗、河井青葉、池田鉄洋、モロ師岡、村杉蝉之介、小林且弥、中村倫也、嶋田久作らキャスト12人と、小林聖太郎監督、原作者のさそうあきらが登壇した。

・『マエストロ！』松坂桃李＆miwa インタビュー

この日はキャスト全員が、劇中のコンサートシーンと同様の黒の正装姿で登場。主演の松坂は「巣立つひな鳥を見守る親鳥のようで、嬉しくもあり寂しいようなそんな気持ちでいっぱいです」と挨拶。西田は「みなさんの顔が神様のように思えます。試写会とは違って今日は有料ですからね。本当にありがとうございます」と西田節で会場を盛り上げた。

本作で女優デビューをはたしたmiwaは「CDデビューしたときにCDショップをまわったときと同じような思いです。このように初日を迎えられて、映画に出たんだという実感がやっと湧きました」と喜びを口にした。

また、サプライズゲストとして駆けつけた、『神童』をはじめ数々の名音楽作品を生み出してきた原作者のさそうは「ペン先から出たものが大きな木になり、実がなった。素晴らしい作品にしていただいて感激です」とコメント。その場で松坂をイメージした描き下ろしイラストを本人にプレゼントすると、松坂は「本当にありがとうございます」と大喜びの様子だった。

さらにサプライズで、主演の松坂に対し、俳優の大先輩である西田からメッセージが。「映画作りは交響曲を奏でるのと似ているところがあります。スタッフ・キャスト全ての人たちをオーケストラに例えると、やはりコンサートマスターは松坂くんです。素晴らしい情熱と努力と集中力を傾倒して今日のこの日を迎えるまでに1年8ヵ月を要しました。松坂くんは片時もヴァイオリンを離さず、絶えず練習していた。胸が締め付けられるようだった」と声をかけ、「今は26歳ですがこれからいっぱいキャリアを積んで、日本の映画界を牽引するビッグな俳優になってほしいと思います。みなさん応援してください」と熱いメッセージを送っていた。