〜意外なところにヒットの秘密が!〜
週末公開される注目映画の興行収入や観客動員数を、キャストのメディア露出や注目ニュース度をもとに推測! ヒット予想を展開します。「あの人の熱愛!」や「思わぬスキャンダル」報道が大ヒットの要因になるかも!?
1月31日〜2月1日のランキングは、衰え知らずの『ベイマックス』がV5を達成。興収は75億円を突破した。
先週の当欄で2位と予想した『ジョーカー・ゲーム』は17万人、2億7,000万で2位、亀梨主演&東宝作品の『映画 妖怪人間ベム』(12年)とほぼ同じ数字を叩き出した。4位予想の『エクソダス:神と王』も4位、7位予想の『マエストロ!』は6位と、ほぼ読み通りの展開となった。注目シネマで取り上げた『深夜食堂』も10位にランクインし、全国60スクリーンと小規模ながら大健闘。良作だけに今後の展開にも期待したい。
【今週の上位ランキング予想】
◎『チャーリー・モルデカイ 華麗なる名画の秘密』(KADOKAWA)
○『ミュータント・タートルズ』(パラマウント)
▲Mr.Children REFLECTION(日活)
×フェイス・オブ・ラブ(ブロードメディア・スタジオ)
×Present For You(ティ・ジョイ)
(◎:大本命 ○:対抗 ▲:一発あり △:穴で ×:期待)
◎【1位予想】チャーリー・モルデカイ 華麗なる名画の秘密
イギリス出身の作家キリル・ボンフィリオリの小説を、ジョニー・デップ主演で映画化。ジョニデ扮するちょび髭の美術商チャーリー・モルデカイが、盗まれたゴヤの名画に隠された秘密を見つけ出し、周囲が右往左往する姿を描く。
『ローン・レンジャー』(13年)以来、1年6ヵ月ぶり11度目の来日を果たしたジョニデ。婚約者のアンバー・ハードと手つなぎで羽田に降り立つなど、ド派手な登場でも注目を集めたほか、翌日の来日会見では体調不良でドタキャンするなど話題を独占。仕切り直しのジャパンプレミアでは元気な姿を見せファンを一安心させたが、そのお騒がせぶりも大きな宣伝効果となった。
ジョニデ主演の過去作品を見ていくと、初登場1位を獲得したのは12年の『ダーク・シャドウ』(ワーナー)まで遡ることになる。13年にプロモーションで来日した『ローン・レンジャー』(ディズニー)は動員23万人、興収3億を稼ぐも、『風立ちぬ』や『モンスターズ・ユニバーシティ』など夏休み映画に行く手を阻まれ4位だった。ちなみに、昨年来日したブラッド・ピット主演の『フューリー』は、同じKADOKAWA配給で15万人、2億円を稼ぎ初登場2位だった。アメリカでは厳しいスタートと評価を受けているようだが、来日特需の期待を込めて、ブラピ越えの1位予想。(…後編へ続く)
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