〜意外なところにヒットの秘密が!〜
週末公開される注目映画の興行収入や観客動員数を、キャストのメディア露出や注目ニュース度をもとに推測! ヒット予想を展開します。「あの人の熱愛!」や「思わぬスキャンダル」報道が大ヒットの要因になるかも!?
2月14日〜2月15日のランキングは、当欄完全にノーマークの『テラスハウス クロージング・ドア』が初登場1位。『ベイマックス』のV7を阻止した。150館を超える上映数を確保していたのは把握していたが、動員18万人、2億5000万まで数字を伸ばすとは……。認識の甘さを反省。さらに『悼む人』VS『娚の一生』対決も『悼む人』の順位8位こそ的中したものの、『娚の一生』は圏外と予想は外した。4位予想の『フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ』は5位、10位に予想した『劇場版ムーミン 南の海で楽しいバカンス』は惜しくも11位だった。注目シネマで取り上げた『味園ユニバース』が65スクリーンでの公開ながら10位。作品の評判も良く、渋谷すばるの集客力もさすがジャニーズと思わせる数字だ。
今週の注目は、何と言っても全米で大ヒット&高評価を得ている『アメリカン・スナイパー』だ。23日(日本時間)に発表される第87回アカデミー賞では、主演男優賞を含む計6部門にノミネートされている大作。果たしてどんな数字を叩き出すか、注目が集まる。(※ランキングは観客動員数)
【今週の上位ランキング予想】
◎『アメリカン・スナイパー』(ワーナー・ブラザース)
○『きっと、星のせいじゃない。』(20世紀フォックス)
▲『花とアリス殺人事件』(ティ・ジョイ)
×『フェラーリの運ぶ夢』(インド総研、ニュー・シネマ・スタンダード)
×『君が生きた証』(ファントム・フィルム)
(◎:大本命 ○:対抗 ▲:一発あり △:穴で ×:期待)
◎【1位予想】『アメリカン・スナイパー』
全米史上最強と謳われたアメリカ海軍特殊部隊ネイビー・シールズの狙撃手クリス・カイルの自叙伝を、巨匠クリント・イーストウッド監督が映画化。全米では1月16日の公開から大ヒットを記録しており、興収はすでに300億円を突破。イーストウッド監督作品史上、最高の結果を残している。
近年、日本でのイーストウッド監督作品の初週の数字を見ると『ジャージー・ボーイズ』(14年)が全国143スクリーンで動員約4万人、興収5400万で7位。『J・エドガー』(12年)が全国138館で動員約5万人、興収7500万で6位。『ヒア アフター』(11年)が全国291スクリーンで14万人、興収1億6000万円で2位。以下『インビクタス/負けざる者たち』(10年)が4位、『グラン・トリノ』(09年)が5位と、意外にも善戦止まりという結果。
上記の結果と、戦争がテーマということで、やや間口が狭いという不安要素もあるが、上映館は300館以上確保しており、2月15日には女性限定上映イベントを行うなど、単なる戦地での英雄物語ではなく、家族愛や夫婦愛を描いたヒューマンストーリーという側面をプロモーションで打ち出している。口コミの評判も上々となれば、初登場1位という結果も大いに期待できる。(…後編に続く)
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