宮部みゆきの傑作ミステリーを前後篇の2部作で映画化。その前編となる『ソロモンの偽証 前篇・事件』が3月7日に公開となり、丸の内ピカデリーで行われた初日舞台挨拶に、主演の藤野涼子をはじめ、板垣瑞生、石井杏奈、清水尋也、富田望生、前田航基、望月歩ら中学生を演じた俳優たちと、佐々木蔵之介、夏川結衣、小日向文世らベテラン俳優陣、さらに成島出監督が登壇した。
本作は、中学校で起きた14歳男子生徒の死が自殺か他殺かをめぐり、生徒や教師のみならず、保護者やマスコミをも巻き込みながら展開していくミステリー。大人たちが一向に真実を明かさないなか、中学生たちが自らの手で探ろうと学校内で裁判を始める様子が姿が描かれていく。
中学生役を演じた33人は、およそ1万人のなかからオーディションで選ばれた精鋭たち。主人公を演じた藤野は「劇中で涼子が成長するにあわせて自分も変わっていけたのかなと思います。人前に立って話すこともあまりありませんでしたが、人間関係が大切なんだという思いから色々な方と接するようにもなりました。夏休みの撮影を終えて学校に行くと友だちも『変わったね』と言ってくれました。今日は本当にありがとうございます」と挨拶。
同じく中学生キャストの板垣は「僕の演じた神原という役は前篇では何者かわかないところもありますが、後篇・裁判で明らかになっていきます。僕たちがどのような審判を下すのか、救われる後篇もぜひ楽しみにしてください」と述べた。
そんな子どもたちに対し、主人公・涼子の父親を演じた佐々木は「1万人以上のなかから選ばれた33人の中学生キャストのみんなが、覚悟を背負って全身全霊で芝居をぶつけてくるので、はじめは正直少し不安でしたが、娘・涼子のおかげで、父親になれたなと心打たれました」とコメント。
涼子の母親を演じた夏川は「子どもたちが暑いなか、冬の制服を着て頑張ってどんどん成長していっています。はじめはとてもあどけない普通の女の子だった藤野涼子が、悩み、戸惑う姿を近くで見ていましたが、それを乗り越えていく姿が頼もしくもありました。心配だった思いが大丈夫という気持ちに変わりました。涼子の母親になれて良かったです」と語った。
そうしたなか、藤野は最後の挨拶で緊張の糸がほどけたのか、初日を満席で迎えた安堵感とともに万感の涙を流す場面も。それでも凛とした佇まいでしっかりと感謝の気持ちを述べると、会場からは大きな拍手が贈られていた。
『ソロモンの偽証 前篇・事件』は公開中。『ソロモンの偽証 後篇・裁判』は4月11日より公開となる。
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