2014年の話題をさらい、2015年も4月25日に映画『シンデレラ』と同時上映で短編映画『アナと雪の女王/エルサのサプライズ』が公開されるなど、話題を振りまいている『アナと雪の女王』シリーズ。そんな『アナ雪』の後日譚となる新作小説が3月15日に2冊同時発売されることはすでに報じたが、これらの小説の内容が改めて明らかになった。
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発売されるのは、映画の物語の後、アレンデール国で過ごす女王エルサの新しい日常が描かれる第1巻「アナと雪の女王 愛されるエルサ女王」と、映画のなかで消されてしまった幼い頃の記憶を取り戻そうとするアナが描かれた第2巻「アナと雪の女王 失われたアナの記憶」。映画でお馴染みの、雪だるまのオラフ、アナの恋人クリストフ、トナカイのスヴェンなど、人気キャラクターも再び活躍する。
「愛されるエルサ女王」は、映画の最後で、妹アナとの絆を取りもどし、魔法も制御できるようになったエルサが主人公。氷で閉ざされていたアレンデール国に夏が戻り、姉妹の楽しい日々が描かれていく。アナは、これまで部屋に閉じこもっていたエルサを積極的に外に連れ出し、その先で出会った様々な人とのふれあいのなかで、国民たちはエルサのやさしさに気づき、エルサもまた、人々の力になれる立派な女王になりたいと強く願うようになる。
ある日、エルサとアナは、オラフ、クリストフ、スヴェンと一緒に「こおれるみずうみ」へと向かう。ところがオラフがとんでもないトラブルを引き起こして…!? 誰もが落胆するなか、エルサが「わたしの力なら、なんとかできるかもしれない」とひらめく、というもの。
一方の「失われたアナの記憶」は、映画では明らかにされなかった、アナの「消された記憶」に関するもの。長い間エルサと離れていたアナは、エルサと楽しく暮らせている今が本当に嬉しく、小さい頃に2人で遊んだことを思い出すだけで幸せな気分になれた。だが、昔のこととなると、覚えているのは雪と笑い声だけ。そんなアナが幼い頃の記憶が薄いことをエルサに伝えると、エルサの様子ががおかしくなってしまい……。
実は幼い頃、アナに当たったエルサの魔法をトロールが取りのぞく際に、楽しい思い出だけを残して、エルサの魔法についての記憶は全て消してしまったのだ。そのことを知らないアナは「絶対に何かある」と確信し、失われた記憶を取り戻すことを心に決めていた。そして、1人、森を歩くアナの前に転がってきた岩から、ポンとはじけて現れたのは、まさかのトロールだったという内容だ。
どちらも、映画の続きとして十分楽しめる内容になっている。
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