【週末シネマリサーチ】
〜意外なところにヒットの秘密が!〜
週末公開される注目映画の興行収入や観客動員数を、キャストのメディア露出や注目ニュース度をもとに推測! ヒット予想を展開します。「あの人の熱愛!」や「思わぬスキャンダル」報道が大ヒットの要因になるかも!?
・【(先週末の)週末シネマリサーチ】単勝元返し級の大本命!『映画ドラえもん』初週60万人超えなるか
3月7日〜3月8日のランキングは『映画ドラえもん のび太の宇宙英雄記』が予想通りの圧勝で初登場1位を獲得。土日で60万人突破はならなかったが、動員55万人、興収6億4000万を記録し、その強さを見せつけた。これから春休みに突入するだけに、まだまだ数字は伸ばすだろう。当欄4位予想の『ソロモンの偽証 前篇・事件』は初登場3位。全国311スクリーンで動員9万人強は、予想よりは下だったが、後篇に向けて好スタートを切ったと言える。穴予想の『劇場版プリパラ みーんなあつまれ!プリズム☆ツアーズ』は期待通り10位にランクイン。40スクリーンと公開規模は少なかったが、確実に計算できるファンを持つ作品はやはり強い。週替わりで後半のストーリーが変わる展開。リピーター続出の予想で、さらなる数字が見込めそうだ。
今週は、先週圧勝の映画『ドラえもん』を含め、ディズニー、東宝と300館前後の上映館を揃えている大作が3本公開と熾烈なトップ争いが予想される。どれも単勝勝負できる本命級だが、それぞれ全く毛色の違う作品だけに、順位予想は困難を極める。映画『ドラえもん』が2週目でも30万人の動員は見込めると仮定すると、それを凌駕出来るのは……上映館数、客層の広さ、知名度を総合的に判断し『イントゥ・ザ・ウッズ』を最上位にした。ノリにノッっているディズニー映画の底力に期待だ。
(※ランキングは観客動員数、上映館数は公式HPや配給情報参照)
◎『イントゥ・ザ・ウッズ』(ディズニー)
○『ストロボ・エッジ』(東宝)
▲『映画プリキュアオールスターズ 春のカーニバル♪』(東映)
△『風に立つライオン』(東宝)
×『博士と彼女のセオリー』(東宝東和)
×『劇場版 ウルトラマンギンガS 決戦!ウルトラ10勇士!!』(松竹メディア事業部)
(◎:大本命 ○:対抗 ▲:一発あり △:穴で ×:期待)
◎【1位予想】『イントゥ・ザ・ウッズ』
「赤ずきん」や「シンデレラ」などのおとぎ話の主人公たちのその後を描いたブロードウェイミュージカルを、『SAYURI』のロブ・マーシャル監督で実写映画化。魔女役をメリル・ストリープ、赤ずきんのオオカミ役をジョニー・デップが演じるなど、豪華俳優陣が顔を揃える。
上映館数は約340館。ディズニーのおとぎ話で有名ミュージカルの映画化、そしてメリル・ストリープやジョニー・デップなど大スターが出演とヒット要素はそろった。ディズニー映画は、近年日本で絶好調。アニメーションはもちろん、実写でも「眠れる森の美女」をモチーフにした『マレフィセント』(14年)が、全国643スクリーンで動員約50万人、興収6億9000万で1位を記録するなど好スタートを切った。別配給だが、有名ブロードウェイミュージカルを映画化した『ANNIE/アニー』(14年)も初週16万人を動員。ミュージカルという要素はマイナス材料にはならないだろう。
3月4日には、オスカー女優メリル・ストリープが、『マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙』以来3年ぶりに、赤ずきん役のリラ・クロフォードと共に来日。ジャパン・プレミアでは作品の魅力を存分にアピールした。動員30〜40万人までいけば、『ドラえもん』のV2を阻止できるだろう。(後編へ続く…)
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