ピースの又吉直樹が処女小説「火花」を刊行。これを記念したサイン本お渡し会が3月12日に紀伊國屋書店新宿本館で行われた。
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同著は、今年1月に文学界2月号を史上初の大増刷に導いた話題作。3月11日に発売となり、発売2日にして累計25万部を突破したことについて綾部は「すごいですよね、びっくりしました」と自身も驚いた様子。
中学生の頃からずっと本好きで、18歳くらいのときに1度、小説執筆にトライするも、10枚で挫折したという過去を告白すると、「(だから)最後まで物語を書ける人ってすごいんだなと思って生きてきたので、初めて自分がこんなに長いのを書き上げれたことは嬉しかったですね」と笑顔。
相方・綾部の感想については「綾部はもともと本が読めないんです。字が苦手で眠たくなるらしくて、領収書がギリって言ってるんです。長めのレシートになると寝てしまうと」と笑いを誘うと、「さすがに相方が書いた小説だから今回は読むと言ってくれてます。でも、まだ読んでいないようで、感想を求めたら『火花』散ってたねって言ってたので(笑)」とコメント。綾部が嫉妬しないかと聞かれると、「あいつは嫉妬じゃなくて、いろんなところで2人で書いたって言い始めてます」と答え、さらなる笑いを誘った。
また、「映画化のオファーが来たら?」という質問には「読んでいただくとわかるんですけど難しい部分もある。ずっと喋っているだけのところも多いので」とかわしたものの、「映画化とか、そういった話は一切出ていないんですけど」と前置きをした上で、「後輩みんなでさんまさんにご飯に連れて行ってもらったときに、『おまえの本、評判らしいな。映画化になったら、主役のオーディション、俺受けに行くわ』とは言ってくださったんです」とさんまらしいエピソードを披露。
「主人公は20歳で、そこからの10年を描いた小説なので、さんまさんは60歳前なので難しいですかねと説明したんですけど、『イケる! イケる!』と仰っていました」と続けた。
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