戸田恵梨香が大泉洋の顔を見て大笑い!/『駆込み女と駆出し男』完成披露
井上ひさしが晩年に11年をかけて綴った時代小説「東慶寺花だより」を原案に、『わが母の記』の原田眞人監督が初めて時代劇に挑戦した『駆込み女と駆出し男』。この映画の完成披露試写会が3月17日に丸の内ピカデリーで行われ、大泉洋、戸田恵梨香、内山理名、神野三鈴、堤真一、原田眞人監督が登壇した。
同作は、江戸時代の駆込み寺を舞台に、離縁調停人が男と女のもつれた愛の糸を解きほぐし、ワケあり女たちの人生再出発を手助けする、笑いと涙の人情エンターテインメント。
大泉は「大変な思いをして撮影して作品を作っているわけで、みなさんに見てもらえるのは嬉しくも、我々からまだ離れてほしくないという寂しい気持ちもあります。だから、もう帰っていただいてもかまいません!」と切り出し会場の笑いを誘うと、「みなさん、選りすぐられた勇者ですから、タダでのほほんと見てもらっちゃ困るんですよ。いたるところで書く使命があるんです。『良かったよ〜大泉』って書いていただかないと(笑)」と続けた。
一方、堤は、そんな大泉との印象深いエピソードを聞かれ、「ワンシーンだけなんで、特にないですね(笑)」とそっけない答え。これに大泉が「それ、(2月18日の)会見のときに樹木さんも仰ったんですよ。なんかあるでしょ!」と突っ込むと、堤は寒い中で大泉に対し、水をかけたり、酷い仕打ちをするシーンがあることを明かし、「普通こういうシーンって相手に申し訳ないと思うのですが、今回はまったく思わなかった、逆に楽しかった(笑)」と答えた。
当の大泉はこのシーンについて、「本当は途中でスタントマンに代わってもらうはずの危険なシーンだったんです。なのに、途中でカットがかからず、最後までやりましたよ(笑)。監督がカットかけないから」と裏話を披露するも、原田監督からは「そんなシーン、撮った覚えないな(笑)」と一蹴されていた。
また、この映画が江戸時代の離婚をモチーフにしていることに関して、「女性から見て、男性のこれは許せないということや、逆にこういうのは好感が持てるというのはありますか?」と質問された戸田は「(演じた)じょごの夫もそうですが、女性に手をあげる男性は許せないです」と話し始めるも、戸田の顔を見つめる大泉に「ちょっと見ないでください!」と大笑い。笑われた大泉は「僕の顔を見ると、この人笑うんですよ。主演俳優に対してひどくないですか?」と観客席に同意を求めていた。
『駆込み女と駆出し男』は5月16日より全国公開となる。
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