【週末シネマリサーチ】
〜意外なところにヒットの秘密が!〜
週末公開される注目映画の興行収入や観客動員数を、キャストのメディア露出や注目ニュース度をもとに推測! ヒット予想を展開します。「あの人の熱愛!」や「思わぬスキャンダル」報道が大ヒットの要因になるかも!?
3月28日〜29日のランキングは、公開4週目を迎えた『映画ドラえもん のび太の宇宙英雄記』が首位に返り咲き。土日だけで26万人、累計では225万人に達した。先週公開で、唯一ランクインが期待された『ジュピター』は4位予想をやや下回る初登場6位。動員8万人は、やや物足りない印象。『チャーリー・モルデカイ 華麗なる名画の秘密』の時にも書いたが、全米での数字や評判が、意外と日本の動員数にリンクしている印象を受ける。
今週ランクインしてきそうな作品は、『エイプリルフールズ』、『ジヌよさらば かむろば村へ』あたりか。『エイプリル〜』は、作品タイトルに合わせて4月1日封切りと変則公開。週末の数字が読みづらいが、人気脚本家に豪華キャストと話題性が豊富だ。
(※ランキングは観客動員数、上映館数は公式HPや配給情報参照)
[今週の上位ランキング予想]
◎『エイプリルフールズ』(東宝)
〇『ジヌよさらば〜かむろば村へ〜』(キノフィルムズ)
▲『We are REDS! THE MOVIE minna minna minna』(みんな みんな みんな)(ROBOT)
×『案山子とラケット 亜季と珠子の夏休み』(イオンエンターテイメント)
×『たまゆら〜卒業写真〜第1部 芽-きざし-』(松竹メディア事業部)
(◎:大本命 ○:対抗 ▲:一発あり △:穴で ×:期待)
◎【3位予想】『エイプリルフールズ』
堺雅人、新垣結衣で人気を博したドラマ『リーガルハイ』の監督&脚本家コンビで贈る豪華群像劇。主演の戸田恵梨香、松坂桃李をはじめ、古田新太、生瀬勝久、滝藤賢一、寺島進ら濃〜い俳優から、富司純子、里見浩太朗など大ベテランまで総勢27人が、スクリーンせましと「ウソ」で人を翻弄し、「ウソ」に翻弄される痛快エンターテインメントだ。
『エイプリルフールズ』というタイトルから4月1日(水)に封切りと、変則公開が週末の数字を読みづらくしているが、2015年、東宝配給の実写は『映画 暗殺教室』が35万人で1位、『ストロボ・エッジ』が28万人で3位、『風に立つライオン』が11万人で5位、『テラスハウス クロージング・ドア』が18万人で1位、『ジョーカー・ゲーム』が17万人で1位と安定感抜群だ。
約200館と上映館数も確保。映画の日に公開ということで、週末まで余力が持つかは未知数だが、戸田・松坂ともにメディアへの露出は高く、3月26日に行われた完成披露試写では、戸田からの「巨乳と貧乳のどちらが好き?」という質問がメディアを賑わせた。公開初日の舞台挨拶でも、一部週刊誌で破局報道が出た小澤征悦に菜々緒が告白!?するなど「ウソ」か「ホント」かわからないギリギリのトークが注目を集めた。公開規模、キャストを考え、20万人は期待できそうだが、週中公開を考慮し、週末動員は7掛けの14〜15万人か。(後編へ続く…)
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