歌手で俳優の福山雅治が9月12日、都内で実施された主演映画『沈黙のパレード』の福岡凱旋イベントに柴咲コウと共に登場。高所恐怖症の福山は「普段だったら本当に怖いんですが…」と話した。
九州出身の福山雅治「帰ってきたばい福岡!」
約7000名のファンを前に福山は「帰ってきたばい福岡!」と博多弁の挨拶で登場。「必ず映画を見てくれる人拍手!」とコロナ禍ならではの体制を上手く駆使してファンと交流を図った。
柴咲も「久しぶりにこの熱気を肌で感じることができて本当に感激してます」と感無量の様子。「この作品に携わろうと思ったのは、いつも通り東野さんが描く人間ドラマとかミステリーが面白いなというのはもちろんですが、いま私たちがこうして生きていてさまざまな気苦労もあるし辛い思いもするしそういうのをすごく丁寧に描いてる作品。それをきちんと信頼できる監督のもとで実写化できるというところで参加させていただきました。それをようやく皆さんに見てもらえるというのは待ち遠しく思ってました」と語る。
9年ぶりとなった作品への手ごたえを福山は「1秒たりとも無駄のない絵作りになっていて、ミステリーとしても引き込まれるしその向こうにある人間ドラマにも引き込まれるし、謎解きも人間ドラマもどちらも楽しめる作品になってるので2時間飽きさせずに見てもらえる作品になってると思います」と述べてアピール。
久しぶりの2人の掛け合いの撮影について聞かれると福山は「僕自身作品のファンでもあるし、湯川さんのファンでもあるのですごく楽しめました」と語り、柴咲は「福山さんは普段メディアで見てるので久しぶりとならないのですが、湯川先生を纏っている福山さんは久しぶりで緊張しました」と語った。
KOH+の再始動について福山は「ある登場人物の報われなかった魂を救済するという意味を込めて、鎮魂歌として作りました。それを大きな思いで悲しみを包み込むようなできる歌声を柴咲さんが持ってらっしゃるのでヒトツボシのイメージは、クリアにできていました」と信頼を込めて絶賛の様子。「言えないけど、最後まで席を立たずに聞いてもらえれば違った見え方がしてくると思うので、ぜひ最後までご覧になっていただきたいです」と何やら含みのある表現。
イベント終了後、感想を聞かれると福山は「ほぼ当日発表の中、あれだけ多くの人に集まってもらえて本当に感無量です」と喜ぶも、柴咲から「実は、福山さんは高所恐怖症」という事実を告げられる。福山は「本当に苦手なんですが、あれだけ集まってくれたファンの皆さんの顔を確認したくって、普段だったら本当に怖いんですが今だったら7000人のお客さんにダイブできる気持ちでいました」とファンへの熱い思いを語った。
最後に「本当にこの映画は場面によっては苦しい気持ちになってしまうときもあるかもしれません。見終わった後に切ない気持ちになるかもしれません。でもその悲しみや苦しみを何故描くかというと、皆さんに大事なものがあるから苦しいんですよね。だから見終わった後に切なかったなと思ったら、大切なものを知ってるから切なくなるんですよね」と今作への期待を込めた福山のコメントで締めくくった。
『沈黙のパレード』は9月16日より全国公開。
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