【週末シネマリサーチ】
〜意外なところにヒットの秘密が!〜
週末公開される注目映画の興行収入や観客動員数を、キャストのメディア露出や注目ニュース度をもとに推測! ヒット予想を展開します。「あの人の熱愛!」や「思わぬスキャンダル」報道が大ヒットの要因になるかも!?
4月4日〜5日のランキングは、週末21万人を動員した『映画ドラえもん のび太の宇宙英雄記』が首位をキープ。累計で300万人、34億円を突破した。当欄3位予想の『エイプリルフールズ』は予想通りの3位。水曜日公開という変則ながら、11万人を動員した。主演・戸田恵梨香の怒涛のプロモーション活動も継続しており、さらに動員が見込めそうだ。7位予想だった『ジヌよさらば かむろば村へ』は全国133スクリーンで動員3万9000人で10位。松田龍平主演の『まほろ駅前狂騒曲』が199スクリーンで4万人という結果を見ると、好スタートと言えるだろう。
今週の注目はアカデミー賞作品賞に輝いた『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』。非常に評価が高いだけに、過去の作品賞と比較してどのぐらいの動員を集めるか注目だ。
(※ランキングは観客動員数、上映館数は公式HPや配給情報参照)
[今週の上位ランキング予想]
◎『ソロモンの偽証 後篇・裁判』(松竹)
〇『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』(20世紀フォックス)
▲『マジック・イン・ムーンライト』(ロングライド)
×『映画 きかんしゃトーマス 勇者とソドー島の怪物(モンスター)』(アップリンク)
×『ゲキ×シネ「阿修羅城の瞳2003」』(ヴィレッジ、ティ・ジョイ)
(◎:大本命 ○:対抗 ▲:一発あり △:穴で ×:期待)
◎【3位予想】『ソロモンの偽証 後篇・裁判』
宮部みゆきの長期連載ミステリー「ソロモンの偽証」を、成島出監督で映画化した2部作の後篇。学校内で起きた転落死事件の、学校内裁判の模様が描かれる。
前篇は3月7日に全国311スクリーンで公開され、動員9万人、興収1億2000万で初登場3位だった。当欄では、同一配給・監督作、直木賞作家原作と共通点が多かった『八日目の蝉』を参考に15〜16万人と予想したが、やや物足りない数字だった。これはメインとなる生徒たちがオーディションで選ばれたという知名度の低さによるものと想像できるが、鑑賞後の評判は良く、若手俳優の演技も高評価だった。
前篇がすごい場面で終わっており、後篇鑑賞へのモチベーションは高いと想像できる。ゴースト作曲家として話題をさらった新垣隆が、衝撃的なセーラー服姿でポスタービジュアルに登場したり、4月5日には後篇の先行上映会、翌6日には、早稲田大学高等学院で、主演の藤野涼子が模擬裁判を行うなどプロモーション活動にも抜かりがない。前篇からの上積みも十分。9万人以上の集客に期待。(後編へ続く…)
【関連記事】
・【週末シネマリサーチ】(後編)3位予想が見事大当たり! 今週はスゴイ場面で終わった『ソロモン』後編とオスカー受賞作の行方に注目
・【週末シネマリサーチ 4月3日】(前編)絶対安定の東宝配給! 変則公開の『エイプリルフールズ』の週末成績は!?
・春休み映画は『ドラえもん』が例年通りの大ヒット。ディズニーミュージカルも強し!
・『ソロモンの偽証 前篇・事件』藤野涼子インタビュー
・ハリウッドのヒットプロデューサー/イギリスを拠点に良質なヒット作を続々、ヒュー・グラントらをスターに
PICKUP
MOVIE
INTERVIEW
PRESENT
-
ダイアン・キートン主演『アーサーズ・ウイスキー』一般試写会に10組20名様をご招待!
応募締め切り: 2025.01.04 -
齊藤工のサイン入りチェキを1名様にプレゼント!/『大きな家』
応募締め切り: 2024.12.27