【週末シネマリサーチ】〜意外なところにヒットの秘密が!〜
週末公開される注目映画の興行収入や観客動員数を、キャストのメディア露出や注目ニュース度をもとに推測! ヒット予想を展開します。「あの人の熱愛!」や「思わぬスキャンダル」報道が大ヒットの要因になるかも!?
4月18日〜19日のランキングは『劇場版 ドラゴンボールZ 復活の「F」』が動員71万人、興収9億6000万という、今年度週末動員数ナンバー1の数字で初登場1位を飾った。『名探偵コナン 業火の向日葵』とのトップ争いが注目されたが『名探偵コナン〜』は動員68万人、興収8億7000万で2位。普段なら断トツ1位の数字だけに相手が悪かった。さらに3位が38万人を動員した『ワイルド・スピード SKY MISSION』、4位が32万人動員の『映画クレヨンしんちゃん オラの引越し物語〜サボテン大襲撃〜』。当欄の順位予想は4連単パーフェクト的中となった。初登場の4作品は、すべて前作を大幅に上回るスタート。TOHOシネマズ新宿がグランドオープンを迎えたこともあるのか、先週末の映画館はとにかく人が入った。
今週は『シンデレラ』(ディズニー)、『王妃の館』(東映)、『寄生獣 完結編』(東宝)など話題作が上記4作品にどれだけ食い込めるかが焦点。ゴールデンウィーク突入週に差し掛かり、アニメ作品はさらに勢いを増しそう。じっくりと分析していきたい。
(※ランキングは観客動員数、上映館数は公式HPや配給情報参照)
[今週の上位ランキング予想]
◎『シンデレラ』(ディズニー)
〇『寄生獣 完結編』(東宝)
▲『龍三と七人の子分たち』(ワーナー・ブラザース/オフィス北野)
△『王妃の館』(東映)
×『あの日の声を探して』(ギャガ)
(◎:大本命 ○:対抗 ▲:一発あり △:穴で ×:期待)
◎【2位予想】『シンデレラ』
ディズニー・アニメーション『シンデレラ』を実写映画化。不遇な境遇のエラが、様々な困難に立ち向かいながらも、未来を切り開いていく姿を描いた物語。監督はケネス・ブラナー。
何と言っても注目は、歴史的大ヒットを遂げた『アナと雪の女王』の新作短編『アナと雪の女王/エルサのサプライズ』が同時上映されること。本家『アナと雪の女王』は動員2000万人を突破したモンスター映画。その1%が足を運んでも20万人になる。“ディズニー実写”という視点でも、ブロードウェイ・ミュージカルを映画化した『イントゥ・ザ・ウッズ』が動員32万人、興収4億2000万で初週2位とブランド力もある。ケネス・ブラナー監督作は、『エージェント:ライアン』(12年・パラマウント)が動員9万人、『マイティー・ソー』(11年・パラマウント)が動員8万人を記録。
4月8日には、主演のリリー・ジェームズとケネス・ブラナーが来日。当日は雪がちらつくあいにくの空模様だったが、リリーはゴージャスなドレスで詰めかけたファンに笑顔を振りまき作品をアピールしていた。全米では公開週に約6700万ドルを記録し初登場1位。同じディズニー実写映画『マレフィセント』(14年)とオープニング興収は、ほぼ同等ということで日本でも大いに期待が持てる。上映館数は350館を確保。『マレフィセント』が動員50万人、8掛けでも35〜40万人は見込めるか。(後編へ続く…)
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