『ベイマックス』ヒロとタダシの兄弟愛、実はマーベル側の提案だった!

『ベイマックス』より。仲の良いヒロ(左)とタダシ(右)とベイマックス(中央)
『ベイマックス』より。仲の良いヒロ(左)とタダシ(右)とベイマックス(中央)
『ベイマックス』より。仲の良いヒロ(左)とタダシ(右)とベイマックス(中央)
『ベイマックス』MovieNEX

興収90億円を突破するメガヒットとなったディズニーアニメ『ベイマックス』が、MovieNEXで4月24日にリリースされた。これにボーナスコンテンツとして収録されている映像の1つから、『ベイマックス』が主人公のヒロと兄タダシの兄弟愛を描いた感動作になった理由が、実はマーベルコミック側からの提案であったことが明らかになった。

[動画]『ベイマックス』特別動画「はじめは兄弟の物語ではなかった」

『べイマックス』は発明好きの天才少年ヒロが、最愛の兄タダシを事故で失い、心を閉ざしてしまうが、タダシの発明したケア・ロボット“ベイマックス”との交流を経て、兄との絆を再確認し、成長を遂げていくというストーリー。

そのベースとなったのは、ディズニーアニメとしては初となるマーベルコミックの「ビッグ・ヒーロー・シックス」という作品。1998年に初めて登場したこのコミックをもとに映画化されたが、その際にストーリーもかなりアレンジされている。なかでも驚きなのが、ヒロとタダシの兄弟愛の物語が、実はマーベル側からの提案で実現したという事実。

もともと「ビッグ・ヒーロー・シックス」では、ベイマックスを作ったのがヒロで、ベイマックスの思考を司るメモリチップは、ヒロの亡き父親の思考となっていたが、それを「ディズニーのアニメーションには兄弟の物語の方が向いている」と勧めたのがマーベルのスタッフたち。かくして、タダシという兄が作ったベイマックスが、やがてヒロを助けることになるという物語が軸になった本作が誕生したわけだ。

また、同映像ではストーリー作りにあたってドン・ホール監督が、スタッフを集めて、「兄弟とはどんなものなのか」を各々の経験を元にアイデアを出し合う「兄弟サミット」を実施したことも明かされる。このミーティングで出されたスタッフの体験談が、ヒロとタダシのエピソードに生かされたのだ。

改めて『ベイマックス』MovieNEXを見ると、本作には、いろんなクリエイターたちの情熱が注がれていることがわかる。そしてボーナスコンテンツには、このほかにも多くの知られざる事実が収録されているので、『ベイマックス』ファンのみならず、そうしたアニメ制作の舞台裏に興味ある人も必見だ。

『ベイマックス』は、『ベイマックスMovieNEX』(税抜4000円)、オンライン予約限定商品の『ベイマックスMovieNEXプラス3D』(税抜6000円)がともに発売中。オンデマンドは先行デジタル配信中。映画も大ヒット上映中だ。(公式サイト:http://Disney.jp/Baymax)

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