2014年4月より上映されてきた全7章に続き、その集大成となる長編劇場版『THE NEXT GENERATION パトレイバー 首都決戦』が5月1日についに公開。その初日舞台挨拶が同日新宿ピカデリーで行われ、シリーズの総監督と劇場版の監督をつとめた押井守監督をはじめ、筧利夫、真野恵里菜、福士誠治、太田莉菜、堀本能礼、田尻茂一、しおつかこうへい、藤木義勝、千葉繁、森カンナ、高島礼子が登壇した。
シリーズ7作+映画と長丁場に渡って同じ役を演じてきた本作。その苦労や撮影時のエピソードについて聞かれた筧は「初日を迎えるまでに私が気をつけたことは、悪さをしてフライデーに載らないことですね!」と大声で宣言。場内を笑わすと、「作品にケチをつけないために交通安全につとめ、清く正しく生活してきたということでございます」と続けた。
真野は『パトレイバー』という歴史の長い作品に出演することに関して、「最初は不安でいっぱいだった」と振り返ると、「でも、こうやって押井さんが選んでくださったからには、自信を持って自分にしかできない明をやろうと思いました」とコメント。一緒に今、舞台挨拶を行っている共演者については「撮影は終わってしまったんですけど、こうやって出会ったメンバーはいつまでたっても戦友なんだろうなと思います」と語り、少し涙目になるなか、「なんかこみ上げてくるものがあるんですけど、今日は泣きません(笑)」と話した。
福士は「初日ということで、今朝、初めて押井さんと会ったときのことを思い浮かべていて」と切り出すと、「ある一室で押井さんとお会いして『パトレイバー』の説明を受けたんです。このロボットは使えない、役に立たないと(笑)。本当に目を見て真っ直ぐと言われて、原作者がこうもはっきりと言ってきたことに、もう感動しました」と語った。
太田は「私のなかでは今日で一区切りつくという感覚がわかなくてですね……」と話しつつも、「質問なんでしたっけ?」とぼけをかました。
また、長編劇場版からの参加となった森は、「ラストの海を泳ぐシーンが印象的でしたが実際に海に入った?」という質問に、「実際に海に入って、潜って……と言いたいんですけど、プールです」と暴露すると、「実は私、泳げなくて……」とさらに共演者も驚かせた。
押井作品のファンだという高島は「私的にいうと、本来なら客席にいてもいいような感じなんですね」と作品愛を口にし、演じた役が映画オリジナルのキャラであったことに振れ、「今まで『パトレイバー』を愛してこられた方たちに、私の存在がヘンな風に映りたくなかった。その気持ちでいっぱいだった」と大女優ながらも緊張を強いられた現場だったことを明かした。
また押井監督は、「気がついたら今日という日が来ていた、というのはちょっと驚きですね。それくらい『パトレイバー』から離れたことがなかった3年間でした。これからまだまだ、いろいろな展開があればいいなと思っていますけど、それはみなさんが何度劇場に足を運んでくれるかにかかっています(笑)」と『パトレイバー』の今後の展開にも含みを残すと、「毎度毎度言ってますけど、100万人が1回見るよりも、1万人が100回見る方が僕は嬉しいです」と本作をアピールしていた。
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