「第2回サステナブル未来映画祭」
「第2回サステナブル未来映画祭」
「第2回サステナブル未来映画祭」
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「第2回サステナブル未来映画祭」
「第2回サステナブル未来映画祭」

気鋭の映画作家が捉えた貧困、ファッション産業やシーフード産業が抱える闇…

持続可能な地球環境と子どもたちの豊かな未来のために、環境問題や社会課題をテーマにした映画祭「第2回サステナブル未来映画祭」がオンライン配信にて開催されることが決定した。同映画祭のラインナップの全9作品を紹介する。

・エリザベス女王の偉大な足跡描く長編ドキュメンタリー作に再脚光「エリザベス二世よ永遠なれ」

「第1回サステナブル未来映画祭」の好評を受けて実施となった「第2回サステナブル未来映画祭」の配信作品は、前回の全8作品を超える全9作品となった。いずれの作品も気鋭の映画作家たちが、世界に渦巻くさまざまな社会課題などに鋭く切り込み、人々に問いかける優れた作品である。

上映される9作品のうち8作品がドキュメンタリーとなる。アニメーション『FLEE フリー』(21年)は、20年の時を経て祖国アフガニスタンからの脱出を語る青年アミンの姿をとらえる。『ボバティー・インク あなたの寄付の不都合な真実』(14年)は、途上国を舞台に成長し続ける貧困産業の実態に迫る。『1日1ドルで生活』(13年)は、グアテマラの貧困地域で2ヶ月間たった1日1ドルで生活した若者たちの実践を捉える。

また、『ゴースト・フリート 知られざるシーフード産業の闇』(18年)は、東南アジアで「海の奴隷」として働かされている人々の救出活動を行うタイ人女性を追い、シーフード産業の闇に迫る。『グリーン・ライ エコの嘘』(18年)は、スーパーの店頭で目にする「環境にやさしい」商品に疑問を抱いた監督が、専門家と2人で世界一周をしながら「エコの嘘」の実態を探る。『ザ・トゥルー・コスト/ファストファッション 真の代償』(15年)は、大量生産・大量消費が問題視されるファッション業界の闇を浮き彫りにする。

そして日本発の『私は白鳥』(21年)は、傷ついて北に帰れなくなった1羽の白鳥と、その白鳥に自身を投影するかのように見守り世話をする男性の交流を4年間にわたって追跡する。本映画祭のために先行独占配信される『ベルベット・クイーン ユキヒョウを探して』(22年)は、ベット高地の過酷な自然の中でたくましく生きる動物たちの記録。映画祭唯一のフィクション『マイスモールランド』(22年)は、在日クルド人の少女が、在留資格を失ったことをきっかけに自身の居場所に葛藤する姿を描いた社会派ドラマだ。

「第2回サステナブル未来映画祭」は9月22日から10月10日まで、オンライン配信プラットフォーム「シネマ映画.com」にて配信中。
https://cinema.eiga.com/sustainable2022_2nd/