平幹二朗、天海祐希を「女役のときは美しく、男役のときはりりしい」と絶賛!
2014年にプロジェクト10周年を迎えた≪ゲキ×シネ≫の最新作にして最高傑作との呼び声も高い『蒼の乱』。この映画が5月9日に封切りとなり、新宿バルト9で行われた初日舞台挨拶に、主演の天海祐希をはじめ、松山ケンイチ、早乙女太一、平幹二朗が登壇した。
・天海祐希、『阿修羅城の瞳 2003』舞台挨拶で12年前の映像に「若かったねぇ!」
本作は、平将門の一生をモチーフに、若く奔放な若武者を愛し、魂を分け合う同志としてともに闘う1人の女性、蒼真(そうま)の鮮烈な生を描いた壮大な歴史ファンタジー。
主演の蒼真を演じた天海は初座長をつとめたことに関し「こんな大役なんてと思いました。いろんな気持ちに押しつぶされそうだった」と振り返ると、「最初の『蒼の乱』という名前が出てくるシーンがものすごく好きで、そのときに(松山と)2人で空を見上げるシーンがあるんですけど、あのときの2人がずっと続けばいいなと思いながら物語を進めていました」とコメント。
将門小次郎を演じた松山は劇団☆新感線の舞台初出演に関し「新感線がもともと大好きで、役者をやっているならぜひ、出演したいと思っていました」と語り、「あがり症で、ゲネプロでは足が震えてました」と告白。バイクの免許取得の際、緊張し試験に落ちたと明かし、笑いを誘う一幕も。
帳の夜叉丸(とばりのやしゃまる)を演じた早乙女は、3度目の新感線の舞台出演に関し、「決まった時点で1年後、何ヵ月後は新感線だと目標にして進めていました。1回目、2回目は緊張とプレッシャーを感じていましたが、今回はそういうことを考えるのをやめて、思い切り楽しみたいと思っていました」と回答。また、弟・早乙女友貴との共演に関して「負けられないと思っていましたし、こいつにも頑張ってほしいとも思っていました」と話すと、天海が「太一くん派と友貴派と女性陣が派閥に分かれていた」と共演者たちの裏話を披露した。
常世王(とこよおう)と太政大臣の2役を演じた平は、「両方ともいい面と悪い面を持っていて、悪さを演じる部分が楽しかった」と語り、新感線初出演に関し「80歳の僕にオファーが来たと驚きましたが、とてもいい80歳の1年になりました」と語った。また、主演の天海に関しては、「女役のときはとても美しく、男役のときはりりしく両方が両立しているので、素晴らしいと思った」と話していた。
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