ディズニー・ピクサー最新作『インサイド・ヘッド』がカンヌ国際映画祭でワールドプレミアされ、製作総指揮のジョン・ラセターと『モンスターズ・インク』『カールじいさんの空飛ぶ家』のヒットメーカーのピート・ドクター監督らが登壇し、ピクサー長編アニメーション20周年作品となる本作への熱い思いを語った。
・[動画]ディズニー・ピクサー『インサイド ・ ヘッド』特報(日本語吹替版)
本作は、人間の頭の中にある“5つの感情”を、ジョイ〈喜び〉、アンガー〈怒り〉、ディスガスト〈嫌悪〉、フィアー〈恐れ〉、サッドネス〈悲しみ〉の“5つのキャラクター”へと擬人化し描いた意欲作。突然の引っ越しにより心が不安定になってしまった11歳の少女ライリーと、彼女の頭の中にいるそれぞれのキャラたちの奮闘ぶりを描いた感動作。
『トイ・ストーリー』から『ベイマックス』まで、世界中に数々の感動作を送り出してきたラセターは、「この作品は、私たちが持っている“感情”や“思い出”について描いた作品です。成長するにつれ、感情や記憶といったものは複雑さを増しますが、それは人生の一部であり素晴らしいことです。現代を生きる人々にぜひ見てもらいたい。今夜の出来事は私の一生忘れない“特別な思い出”になることは間違いありません!」とコメント。
カンヌ映画祭史上唯一のアニメ作品でのオープニング上映を『カールじいさんの空飛ぶ家』でして以来、6年ぶりのカンヌ映画祭での上映となったドクター監督は、「この作品では、成長する過程で“なぜ悲しみが必要なのか?”ということを描いています。大人になるにつれ、幸せに満ち溢れた子ども時代から、環境の変化に適応していくことになる。それには“感情”というものが深くかかわっています。そんな、誰もが必ず体験する“成長”を描いた作品です。本作の制作に全力を注いだので、完成をとても嬉しく思っています」と語った。
また世界初上映となったこの日のワールドプレミアでは、上映後に10分にも及ぶスタンディングオベーションが沸き起こり、大絶賛が飛び交っていた。
『インサイド・ヘッド』は7月18日より全国公開となる。
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