【週末シネマリサーチ】〜意外なところにヒットの秘密が!〜
週末公開される注目映画の興行収入や観客動員数を、キャストのメディア露出や注目ニュース度をもとに推測! ヒット予想を展開します。「あの人の熱愛!」や「思わぬスキャンダル」報道が大ヒットの要因になるかも!?
5月23日〜24日のランキングは『シンデレラ』がV5を達成。土日2日間だけで約18万人を動員し、累計でも356万人、45億円を突破した。当欄で打倒『シンデレラ』1番手に挙げた『イニシエーション・ラブ』は動員14万人、興収2億円で2位スタート。20万人前後を想定していただけに、やや物足りない印象だ。6位予想だった『メイズン・ランナー』は動員10万5000人で4位。8位予想の『チャッピー』は予想通り動員5万人を集め8位という結果だった。
今週は3ケタの上映館数の作品は『新宿スワン』(ソニーピクチャーズ)と『夫婦フーフー日記』(ショウゲート)の2作品。こちらの作品を中心にランキングを予想したい。
(※ランキングは週末土日の観客動員数、上映館数は公式HPや配給情報参照)
[今週の上位ランキング予想]
◎『新宿スワン』(ソニー・ピクチャーズ)
○『夫婦フーフー日記』(ショウゲート)
×『誘拐の掟』(ポニーキャニオン)
×『ピッチ・パーフェクト』(武蔵野エンタテインメント)
(◎:大本命 ○:対抗 ▲:一発あり △:穴で ×:期待)
◎【1位予想】『新宿スワン』
和久井健の人気コミック「新宿スワン〜歌舞伎町スカウトサバイバル〜」を園子温監督で実写映画化。綾野剛、伊勢谷友介、山田孝之、沢尻エリカなど、豪華キャストで贈る歌舞伎町を舞台にしたスカウトマンの物語。
スタート時の上映館数は約320。過去の園監督の作品では最大の公開規模か……。前作『TOKYO TRIBE』(14年・日活)が12位、前々作『地獄でなぜ悪い』(13年・キングレコード/ティ・ジョイ)が11位と惜しくもベスト10を逃す結果となっているが、上映館数や宣伝規模を考えると、本作は堂々の大本命級。
プロモーションも積極的で、公開2〜3週前から主演の綾野剛はバラエティ番組をはじめ、各局の人気番組に軒並み出演。ロケ中には、ファンが押し掛けすぎて撮影が中断になり、SNSで出演者が自粛を呼びかけるなど、公開前からインパクトある話題を継続的に振りまいている。20万人のラインは外せないところか。(後編へ続く…)
・【週末シネマリサーチ】(後編)園子温監督、最大規模公開『新宿スワン』で首位獲りか!
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