菊池亜希子「結婚も悪くない!?」。主演作イベントで語る

写真左から岨手由貴子監督、菊池亜希子、中島歩
写真左から岨手由貴子監督、菊池亜希子、中島歩

映画『グッド・ストライプス』のトークイベントが5月26日に代官山 蔦屋書店で行われ、キャストの菊池亜希子と中島歩、岨手由貴子監督が登壇した。

[動画]『グッド・ストライプス』予告編

本作はマンネリカップルが妊娠をきっかけに結婚に至るまでの6ヵ月を描いた作品。自身も結婚・出産を経験したばかりの岨手監督は「この時代に残された最後のロマンティシズムというのは、相手のルーツを知っていくことなんじゃないかと思うんです。簡単にはアクセスできない情報を、少しずつ知って理解していくという過程が魅力的」と、結婚をきっかけに近づいていく理想のカップル像を語った。

また、結婚しても妊娠しても、好きなものや生き方を変えない、大人になりきれない本作のキャラクターにあわせて、“これがないと生きていけない”こだわりに関するトークも。菊池は「喫茶店とか飼っている犬とかたくさんありますが、やっぱり洋服かなと思います。季節ごとにワクワクできて、日常のテンションをあげるために洋服の力を借りています」とファッションアイコンらしい発言。

中島は「芝居をはじめてから、映画も演劇も見るようになって。そこから吸収して、俳優としてのモチベーションをあげています」と俳優の仕事への情熱を見せると、「最近一番影響を受けたのが、黒沢清さんの作品。友人と下北沢で飲みながら、熱く語っていてお店を出たらカンヌへ行く前の黒沢さん本人がいました」とミラクルなエピソードを披露し、会場を沸かせた。

最後は会場を埋め尽くしたファンに向かって、菊池が「結婚というのは、全部を相手にあわせるのではなく、足並みをそろえてチームとして同じ方向を向くことなんだと思えたら、結婚も悪くないなと思うようになりました」と本作に出演したことで、結婚への考えが変わったことを笑顔で明かしていた。

『グッド・ストライプス』は5月30日より新宿武蔵野館ほかにて全国公開となる。

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