【今週見るならこの映画!】初夏の『呪怨』はコミコミ鑑賞で納涼効果増!? 走り込み・着込みのご提案

『呪怨 −ザ・ファイナル−』
2015『呪怨 −ザ・ファイナル−』製作委員会
『呪怨 −ザ・ファイナル−』
2015『呪怨 −ザ・ファイナル−』製作委員会

夏の風物詩と言えば、花火にスイカにホラー映画。ひと口にホラー映画と言ってもスプラッターから幽霊もの、男心にトラウマを与える『セックス・アンド・ザ・ シティ』(!)など様々ですが、蒸し暑い夏に部屋であえて冷房を切って観るホラーDVDは格別! そんな背筋がゾクリとする納涼効果を楽しみたい人におすすめな『呪怨 −ザ・ファイナル−』が今週公開! とはいえまだ微妙に涼しい季節。映画館では冷房も完備されているので、走り込んで体を温めて見るのも良し、着こんで見るのもよし、納涼効果を純粋に楽しもう! ほかにも超ド級のアクション満載の『マッドマックス 怒りのデス・ロード』や、三池崇史監督ワールド全開の『極道大戦争』など注目作も公開です。

[動画]伽椰子&俊雄がインタビュアーを襲撃!? 映画『呪怨 ーザ・ファイナルー』インタビュー

『呪怨 −ザ・ファイナル−』6月20日公開
〈夏には早いけど、納涼効果抜群〉
見たら最後、しばらく夜中のトイレが怖くなる『呪怨』シリーズ最新作。主演は、前作『呪怨 −終わりの始まり−』で意味深な終わりを迎えた生野結衣(佐々木希)から、失踪した妹を探す姉の麻衣(平愛梨)へバトンタッチ。呪いの発信源「佐伯家」の解体という新展開が描かれ、新たな恐怖が広まる。メジャー級のJホラーが開店休業気味ななか、伽椰子と俊雄君のタッグを劇場で見られるのはホラーファンには嬉しい限り。ちなみにウィキペディアによると佐伯伽椰子の職業は「主婦」、肩書きは「怨霊」だそう。つながりもあるので前作は要チェック!

『マッドマックス 怒りのデス・ロード』6月20日公開
〈構想12年! 新作はぶっ飛び具合が斜め上〉
荒廃した未来を生き抜く元警官マックスの姿を描いたシリーズ第4弾。本作では砂漠の独裁者、イモータン・ジョーの一味に捕らわれたマックスが、ジョーを裏切った部下のフュリオサらと行動を共にすることに。かくして始まるは、追うものと追われるものの攻防戦。アフリカのナミビア砂漠で半年以上もかけて撮影されたというだけに、アクロバティックでハイテンションなカーアクションはとにかく刺激的! トム・ハーディ&シャーリーズ・セロンはもちろんながら、70代に突入してアクセル全開なジョージ・ミラー監督がスゴイ! IMAX版があればぜひ。

『極道大戦争』6月20日公開
〈ヤヤン・ルヒアンの使い方が贅沢〉
不死身のヤクザと恐れられた親分が何者かに襲撃される。舎弟の影山が駆け寄ると首に噛みつき「ヤクザヴァンパイアとして生きろ」と告げて絶命する。不死身と言われた正体はヴァンパイアだったのだ。よって、ヤクザヴァンパイアに目覚めた主人公と、刺客とのバトルロワイヤルが開戦。Vシネマ『極道恐怖大劇場 牛頭』から子どもも楽しめる『忍たま乱太郎』までジャンルを問わず手掛ける三池崇史監督だけに、胸ワクな要素てんこ盛り。キャストも主演の市原隼人をはじめ、リリー・フランキーや青柳翔、 ピエール瀧といった実力派が参加。『ザ・レイド』シリーズで異彩を放ったヤヤン・ルヒアンがオタクな風貌で登場したり、カエルのゆるキャラ(?)が暴れたりと遊び心も盛りだくさん。

『攻殻機動隊 新劇場版』6月20日公開
〈シリーズ生誕25周年記念作〉
1989年に士郎正宗がコミックを、1995年に押井守監督がアニメ映画『GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊』を発表し、世界中に熱狂的ファンを持つ『攻殻機動隊』シリーズの、生誕25周年を記念した劇場版。2029年に起きた総理大臣暗殺事件の捜査を軸に、草薙素子の過去やバトーやトグサらおなじみのメンバーによる攻殻機動隊誕生の瞬間が描かれる。

『皇帝のために』6月20日公開
〈韓流ノワール〉
『新しき世界』や『泣く男』、『ハイヒールの男』など良質なノワールを生み出している韓国映画から、また1本骨太な作品が登場。将来を期待されるもスキャンダルで球界を追われた主人公が、度胸を買われて入った裏社会でのし上がっていく。この手の韓国映画はアクションノワールとも形容されるだけに、ハリウッドや香港とも違った痛みを感じさせるような体を張ったバトルも見どころ。暴力が支配する世界で見せる男たちのヒリヒリとした生きざまはとにかく壮絶!

(文:中村好伸)

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