【週末シネマリサーチ】
〜意外なところにヒットの秘密が!〜
【リード】
週末公開される注目映画の興行収入や観客動員数を、キャストのメディア露出や注目ニュース度をもとに推測! ヒット予想を展開します。「あの人の熱愛!」や「思わぬスキャンダル」報道が大ヒットの要因になるかも!?
6月13日〜14日のランキングは、『ラブライブ!The School Idol Movie』が全国121スクリーンの公開で、動員25万人、興収4億2000万を記録し首位を獲得。スクリーン数で上回る同日公開の『海街diary』を圧倒した。当欄でも「アッと言う数字が出る可能性は大いにある」とマークはしていたものの、ここまでの結果が出るとは想像していなかった。
今週は、30年ぶりの続編となる『マッドマックス』シリーズ最新作『マッドマックス 怒りのデス・ロード』、佐藤浩市&樋口可南子で描く家族の物語『愛を積むひと』あたりが上位を狙えそうな作品だ。
(※ランキングは週末土日の観客動員数、上映館数は公式HPや配給情報参照)
[今週の上位ランキング予想]
◎『マッドマックス 怒りのデス・ロード』(ワーナー・ブラザース)
〇『愛を積むひと』(アスミック・エース、松竹)
▲『攻殻機動隊 新劇場版』(東宝映像事業部)
△『呪怨 ザ・ファイナル』(ショウゲート)
×『極道大戦争』(日活)
(◎:大本命 ○:対抗 ▲:一発あり △:穴で ×:期待)
◎【4位予想】『マッドマックス 怒りのデス・ロード』
1979年に公開され人気を博した『マッドマックス』シリーズ、30年ぶりの最新作。監督・脚本は過去3作同様、ジョージ・ミラー、主人公マックスを映画『ダークナイト ライジング』のトム・ハーディが演じる。
過去3作品の日本での成績は、7〜10億円(配給収入)。おおざっぱに興行収入に換算すると、15〜20億円程度か。徐々に数字が下がるのは、シリーズものの宿命だが、本作は30年ぶりの新作と新鮮さはある。全米ではオープニング興収で約4500万ドルという結果。批評家の評判もなかなかいい。
スタート時は約340館での上映。6月5日には、ジョージ・ミラー監督が来日し、ニコニコ生放送でも会見の模様が中継された。日本での評判も概ね良く、パート1&パート2を大音量で上映する「轟音上映会」も大盛況。若い世代をどこまで取り込めるかがヒットの鍵となりそうだが、7〜10万人の動員は見込めそうだ。(後編へ続く…)
・【週末シネマリサーチ 】(後編)30年ぶりの『マッドマックス』シリーズ最新作! 10万人の壁は突破できるか!
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