パルム・ドール主演女優からSNS発掘女優まで…個性豊かなキャスト揃い踏み『ファイブ・デビルズ』
『パリ 13区』(21年)の脚本を手がけるなど、フランスで最も注目される新鋭レア・ミシウス監督最新作『ファイブ・デビルズ』が11月18日より全国公開する。今回は6枚の劇中写真を紹介する。
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カンヌ国際映画祭でパルム・ドールを受賞したアデル・エグザルコプロスが主演
嗅覚に不思議な力をもつ少女はこっそり母の香りを集めている。そんな彼女の前に突然、謎の叔母が現れたことをきっかけに彼女のさらなる香りの能力が目覚め、自分が生まれる前の、母と叔母の封じられた記憶にタイムリープしていく。やがてそれは、家族の運命を変える予期せぬ結末へと向かっていく…、というストーリーが展開される。
本作の主演を務めるのは『アデル、ブルーは熱い色』(13年)で当時16歳ながら、そのあどけない表情と自然体の演技で世界を魅了し、第66回カンヌ国際映画祭でパルム・ドールを受賞したアデル・エグザルコプロス。本作では過去に“ある秘密”を抱え、物語が進むにつれて徐々に内に秘めた感情を吐き出していく母親役を熱演する。香りの能力を持つジョアンヌの娘・ヴィッキーを演じるのは、新人サリー・ドラメ。映画の中で唯一無二の存在感をまとう彼女は、監督がキャスティングの際に一眼見て、ヴィッキー役は彼女だと直感したという。
同じく監督の強い熱意によってジュリア役に起用されたのは、アコースティック・バンドのシンガーとして活躍するスワラ・エマティ。なんとキャスティング・ディレクターがFacebookの動画で彼女を見たことがきっかけで本作への出演が決定した。寡黙な父・ジミー役にはセネガル出身でミュージシャンとして活躍するムスタファ・ムベングが抜擢。さらに彼らのかたわらを、ポール・バーホーベン監督『ベネデッタ』(21年)出演で注目されるダフネ・パタキア、カンヌ国際映画祭のコンペティション部門に選出された監督・主演作『つめたく冷えた月』(91年)で知られるパトリック・ブシテーら有名俳優が固め、キャリアの異なる個性豊かなキャスト陣の交流にも注目だ。
今回は、不気味さ漂う“ファイブ・デビルズ”の住人たちを映し出した場面写真6点が解禁。アデル演じる母・ジョアンヌが“何か”から逃げている場面、ヴィッキーと父・ジミーが呆然と立ち尽くす様子、ジョアンヌとジュリアが見つめ合い歌うシーン、そして顔に傷を負ったジョアンヌの同僚・ナディーヌの姿などが切り取られている。
こだわりの35mmフィルムで撮影された、それらどの場面写真からもそこはかとない不穏な空気が漂い、レア・ミシウス監督が本作の参考にしたというドラマ『ツイン・ピークス』や『シャイニング』(80年)、『アス』(19年)といった名作映画たちにも通ずる、独特の雰囲気が感じられる。まさに、カンヌを騒然とさせた、これまでに体感したことのないような本作の新たな世界観を物語る写真となっている。不気味さ漂う“ファイブ・デビルズ”で暮らす住人たちを演じるキャストたちの演技にも注目だ。
『ファイブ・デビルズ』は11月18日より全国公開。
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