『海街diary』で3女演じた夏帆、長澤まさみら3姉妹とは「最近もちょこちょこ会ったりしています」

夏帆(左)と是枝裕和監督(右)
夏帆(左)と是枝裕和監督(右)
夏帆(左)と是枝裕和監督(右)
夏帆(左)と是枝裕和監督(右)

鎌倉の祖母の残した家で暮らす綾瀬はるか、長澤まさみ、夏帆演じる3姉妹のもとに、広瀬すず演じる幼い頃に別れたきりだった父が残した“異母妹”を迎えることになり、この4人が一緒に暮らすことで本当の姉妹になるまでを描いた『海街diary』。この映画のティーチインイベントが6月27日に新宿バルト9で行われ、ティーチインは初めてという夏帆と是枝裕和監督が登壇した。

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劇中で姉妹が暮らす北鎌倉にある家は、実際に人が住んでいる家だそうで、是枝監督は「最初は表だけ撮影させてくださいと言ってお願いして、玄関を見たら玄関もいいですね、と(笑)。さらに、あの縁側を見てしまったら撮らないわけにはいかないだろうと思ってしまって」と撮影場所として使わせてもらった経緯を振り返ると、「幸が家の柱にすずの身長を書き込むシーンがあるんですが、あれも実際に書かせていただきました。一発勝負だったからドキドキしたけど、いいシーンになりましたね。家主の方も記念になると快く承諾してくださって本当に感謝しています」と語った。

4姉妹を美しく撮る秘訣については、是枝監督が「単純にそれぞれのキャラクターを掴んで自然に見せるために、馴染ませつつ、どう立たせるかということを意識しました。汚しながら綺麗に撮るという感じですね」と答え、「本当の姉妹のように見えたが、現場での雰囲気は?」という問いかけには、夏帆が「現場は本当に楽しかったです!自分でも不思議なくらい本当に3人が好きで、良い意味でみんな普通の感覚をもっていて、一緒にいてすごく安心できるんです。最近もちょこちょこ会ったりしています!」と明かした。

また、是枝監督の現場の雰囲気を聞かれた夏帆は「撮影に入る前に、あの家で4姉妹で1日掃除や料理をしたり、初めての顔合わせのときは、桜が咲いている季節だったのでお花見をしたりしました。そういう空気感を作ってくださったので、無理せず現場にいることができたし、現場にいながらお芝居しているのかしていないのか分からなくなることもありました。そんな自然体でいることができたのは初めての経験でしたね」と話した。

さらに、「縁側で千佳(夏帆)が佳乃(長澤まさみ)の足をツンツンするシーンがとても自然で素敵でした。あれは演出なのですか?」という質問に、「あれは撮影の合間に私がまさみちゃんにふざけてやっていたところに監督が来て、そのままそれやってと言われて取り入れたことなんです。近い関係になれたからこそやっていた仕草というものは映画の中でたくさんありましたね」と答えた夏帆。

これに是枝監督は「あのシーン素晴らしいでしょ(笑)。撮影中はみんな控え室に戻ることがほとんどなくて、あの家でワイワイやっていましたよね。そのときに結構みんなのことをジロジロ観察して、いいなと思うことをそのまま取り入れたりしていました。そうするとすごくうまくいくんです。会話もこっそり聞いていたりして……。普段やってはいけない、撮影現場だから許されることですね(笑)」と話していた。

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