【今週見るならこの映画!】大作疲れの箸休めには『ゾンビーバー』! モフモフホラーがタマラナイ!
『マッドマックス』や『アベンジャーズ』と大作が続々と公開し、『ターミネーター』も登場する7月2週目。来月も『ジュラシック・ワールド』に『ミッション:インポッシブル』と話題作ラッシュで見るのも大忙しなところ、ちょっと箸休めにおススメなのが『ゾンビーバー』。ランチ定食なら漬物、カレーなら福神漬け、夜のご褒美なら企画もののキャバクラと、気分転換にもピッタリ。
『ゾンビーバー』 7月11日公開
〈映画愛炸裂のモフモフホラー〉
キャンプでハメを外す若者たちが、モフモフのビーバーに襲われるモンスター・パニック。殺しても死なない狂暴化した奴らは、なんと汚染廃棄物によってゾンビ化した“ゾンビーバー”だった! かくして始まるゾンビーバー対若者の仁義なき戦いを軸に、エロありグロありといったお約束も満載。コメディ映画『ハングオーバー』シリーズの製作スタッフが名を連ね、CGに頼らないマペット感を感じさせる映像など、熱いB級映画魂がこもった一作!
『ターミネーター:新起動/ジェニシス』 7月10日公開
〈新旧シュワちゃん対決も見どころ〉
シュワちゃんが12年ぶりに『ターミネーター』に復帰し、年老いたビジュアルのT-800も披露するシリーズ5作目。ある意味既存の3・4作目を吹っ飛ばす超剛腕かつ巧みな仕上がりで、1・2作目でメガホンを取ったジェームズ・キャメロンも「本作は私にとって『ターミネーター』の3作目だ」と絶賛。新3部作として続く予定で、気持ちを新たに1・2作目は要チェック!
『リアル鬼ごっこ』 7月11日公開
〈園子温版鬼ごっこは必死に逃げる美女が見どころ!?〉
捕まったら最後、処刑されるというシンプルながらエンタメ性の高い設定にワクワクさせられた山田悠介の人気小説「リアル鬼ごっこ」を、『新宿スワン』などの園子温監督がオリジナル脚本で映画化。今回は全国の女子高生がターゲットにされ、トリンドル玲奈、篠田麻里子、真野恵里菜がトリプルヒロインを担当。逃走劇なハラハラの連続ながら、見どころは必死に逃げる美女の表情!?
『バケモノの子』 7月11日公開
〈大人の夏休みにもピッタリ〉
人間界とバケモノ界が表裏一体で存在する不思議な世界で、少年とバケモノの交流を描いた細田守監督3年ぶりの最新作。声優陣には主人公のバケモノ・熊徹を役所広司、その弟子になる人間の男の子・九太を宮崎あおい(少年期)・染谷将太(青年期)が演じるほか、ヒロインを広瀬すずといった豪華メンバーが参加。細田監督は「子どもたちが大きくなっても思い出せるような夏の思い出をちゃんと作ってあげたいと」と語っているが、『サマーウォーズ』や『おおかみこどもの雨と雪』などノスタルジックな作品を手掛けてきた細田監督だけに、大人が見ても夏休みのワクワク感を思い出させてくれマス!
『踊るアイラブユー♪』 7月10日公開
〈80年代ヒット曲満載! リアルタイム世代はハマります〉
南イタリアにある開放的で美しい海辺の街を舞台に、姉妹の三角関係を描いたミュージカル映画。恋愛に奔放な姉が突然結婚を発表した相手は、妹にとって忘れられない元カレで……。 切ない恋模様を盛り上げるのは、1980年代のマドンナ、シンディ・ローパー、ホイットニー・ヒューストンなどヒット曲の数々。リアルタイム世代の人はついニヤリ。
(文:中村好伸)
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