【週末シネマリサーチ】〜意外なところにヒットの秘密が!〜
週末公開される注目映画の興行収入や観客動員数を、キャストのメディア露出や注目ニュース度をもとに推測! ヒット予想を展開します。「あの人の熱愛!」や「思わぬスキャンダル」報道が大ヒットの要因になるかも!?
7月11日〜7月12日のランキングは、細田守監督最新作『バケモノの子』が全国457スクリーンで公開され動員49万4000人、興収6億6700万円という数字を出し、首位スタートを切った。前作『おおかみこどもの雨と雪』との対比で178%という高稼働だった。当欄1位予想だった『ターミネーター:新起動/ジェニシス』は全国737スクリーンで動員35万2000人、興収5億1500万円で2位。『アベンジャーズ〜』との対比で約70%と、やや物足りない数字か。
注目映画に挙げた乃木坂46のドキュメンタリー映画『悲しみの忘れ方 Documentary of 乃木坂46』が全国46スクリーンで動員2万9000人を記録し、9位にランクイン。他のAKB48グループの作品と比べても好結果を残した。
今週は、大人気テレビドラマの映画化第2弾『HERO』、ディズニー/ピクサーの新作アニメーション『インサイド・ヘッド』が公開。最近の映画界を凌駕しているディズニーVS東宝のガチンコ対決も見どころだ。
(※ランキングは週末土日の観客動員数、上映館数は公式HPや配給情報参照)
[今週の上位ランキング予想]
◎『HERO』(東宝)
〇『インサイド・ヘッド』(ディズニー)
▲『ポケモン・ザ・ムービーXY 「光輪(リング)の超魔神 フーパ」』(東宝)
×『海のふた』(ファントム・フィルム)
(◎:大本命 ○:対抗 ▲:一発あり △:穴で ×:期待)
◎【1位予想】『HERO』
木村拓哉主演で高視聴率を叩き出した人気ドラマ『HERO』8年ぶりとなる劇場公開版映画。2014年に放送されたシーズン2のドラマに出演していたレギュラーキャストがそのまま出演するのに加え、松たか子演じたシーズン1のヒロイン・雨宮舞子が復帰を果たすことでも話題になっている。
劇場公開版第1弾(07年)が全国475スクリーンで公開され、動員74万9000人、興収10億円を突破するというロケットスタートを決めた。あれから8年、メディアの形態や『HERO』を取り巻く環境も変わってきており(シーズン1の平均視聴率は34.3%、シーズン2は21.3%)、この数字を基準にするのは危険だろうが、対比70%でも50万人は突破する計算だ。
本作は約340館での上映。フジテレビ番組のメディアジャックはいうまでもないが、7月5日には、映画イベントでは史上初となる法務省での完成披露報告会をはじめ、ユニーバーサル・スタジオ・ジャパンやLINE、JR山手線、東京メトロ、タワーレコードなど、さまざまな企業とのタイアップを行いプロモーションも大々的。大作揃いの夏映画だが、50万人を突破すれば首位は見えてくるだろう。(後編へ続く…)
・【週末シネマリサーチ】(後編)ディズニーVS東宝のガチンコ対決! 果たして軍配はどちらに!?
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