木村文乃は暑さの中も汗かかず、青木崇高「男はビショビショ」と苦笑い

2015.08.06

木村文乃が初めて刑事役に挑んだWOWOW日曜オリジナルドラマ『連続ドラマW 石の繭』の制作発表記者会見が8月5日にANAインターコンチネンタルホテル東京で行われ、主演の木村をはじめ、共演の青木崇高、内片輝監督が出席した。

同作は、麻見和史の人気警察小説「警視庁殺人分析犯」シリーズの初の映像化作品。父の遺志を受け継ぎ刑事になり捜査一課に配属され、猟奇的殺人事件に挑む主人公・塔子役を演じた木村は、初めての刑事役に「塔子にとっても警察官としてキャリアは積んできましたが、悲惨な現場に行ったり、銃を抜くことはこれまでなかったことなので、“初めて”の経験がうまくリンクさせられたらいいなと思ってました」とコメント。

前髪をバッサリと切って挑んだことも話題となったが、それ以外の内面的な部分に関しては「ついつい自分の中に“芯”を作って演じてしまいがちなんですが、塔子というのは実は、今まで演じた役の中で一番女の子なんです。だから感情の揺れを出さないといけなかった」と明かした。

一方、先輩刑事として塔子とコンビを組み、その指導に当たる警部補・鷹野を演じた青木は「予告編を見て『こうなってるんだ!?』とびっくりしました」と驚いた様子。「僕も前髪を少し切りましたが」と笑いを誘うと、「今までの役柄と違ってクールで物事を俯瞰で見るタイプでした」と過去に演じてきた役柄との違いを語った。

撮影中はかなり暑かったようで、しかも刑事役ということでスーツ着用。それについて木村は「（撮影開始当初は）まだ肌寒いくらいの時期だったので、だんだん暑くなってきて、むしろ汗がいい演出になったくらい」と涼しい顔で答えると、青木は「それは彼女だけ！そういえば（木村さんの）汗を見てないです。男連中は汗でビショビショでした」と苦笑い。

作品の仕上がりについては、青木が「犯罪の手口が結構、キツイですがそこがいい！」と語り、木村は「ミステリーというと犯人が分かるまでというのが一般的ですが、この作品が普通じゃないのは、犯人が見つかってからも、なぜそうなったのか？人の心、根っこの部分が色濃く描かれます」と単なるミステリーを超えた心理ドラマとしての面白さを強調していた。

『連続ドラマＷ石の繭』は8月16日スタート（毎週日曜夜10時／全5話【第1話無料放送】）。

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