タナダユキ監督が『百万円と苦虫女』以来7年ぶりに手がけたオリジナル作品で、大島優子(26歳)を主演に迎えた『ロマンス』。この映画のジャパンプレミア試写会が8月13日にスペースFS汐留で開かれ、主演の大島をはじめ、大倉孝二(41歳)、タナダ監督が登壇した。
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本作は、大島扮するロマンスカーで車内販売を行うアテンダント・北條鉢子が、箱根へと向かうロマンスカーの中で、ひょんなことから大倉扮する怪しげな映画プロデューサーと出会い、箱根珍道中へと巻き込まれていくロードムービー。
大島は「この日を迎えるのがとても楽しみでした。海外映画祭に出品させて頂き、実際に映画祭に行ったタナダ監督から海外の反応を聞くたびに、日本のみなさまにお届けするのが楽しみでしょうがなかったです。AKB48卒業後初めての主演ですが、気負うことなく自分の思い出アルバムを見て頂くような思いです(笑)。早く公開日の8月29日が来ればいいなと思っていました」と挨拶。
怪しげな映画プロデューサー・桜庭洋一を演じた大倉は、役名で紹介されると「洋一っていう役名だったの? 初めて知った(笑)。昨日の朝10時から30時間近く並んでくれたお客さまもいらっしゃるそうで、ありがとうございます」と話した。
また、大島と大倉はこの映画で初共演。互いの印象を聞かれると「ちっちゃ!」(大倉)、「でか!」(大島)と答え、「本読みのときすでに、まるで“鉢子”と“桜庭”の様だったとか?」という質問には、「最初はお互い窺ってました」(大島)、「いい年して僕ナイーブぶるんで。人見知りな感じで」(大倉)と、劇中の2人のようなやりとりを繰り広げた。
これにタナダ監督は「(大倉は)主導権は握られていましたよね。素晴らしいコンビです。最近はますます大島さんの方が力を増していて(笑)。大阪のプロモーションキャンペーンの前日がロマンスカーのイベントで3人顔を合わせていたんです。大阪キャンペーンの日は大倉さんがお休みということで2人で文句を言ってたんです。そしたら、なんと大倉さんが自腹で来てくださったんです。そこで大島さんは当日大倉さんに『エラーイ!』って言ったんです(笑)」と2人の関係性を表すエピソードを披露。
大倉は「お遣いじゃないんだから」と言うと、大島は「だってエラかったんだもん!」と言い返していた。
『ロマンス』は8月29日より新宿武蔵野館ほかにて全国公開となる。
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