【今日は何の日】IQ169の詐欺師もいれば10歳の科学者も!「天才の日」に見たい映画2選
#ジム・キャリー#ジャン=ピエール・ジュネ#フィリップ、きみを愛してる!#ユアン・マクレガー#今日は何の日#天才スピヴェット#天才の日
10月31日は天才の日。「てん(10)さ(3)い(1)」(天才)と読む語呂合わせから決められた、自分の才能に気づき、天才のひとりであることを再確認する日だ。
映画には、天才的な頭脳を持つキャラクターが数多く登場する。そんな中で今回は、一風変わった天才たちが登場する映画を2本紹介したい。
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ジム・キャリーがIQ169の天才詐欺師に!『フィリップ、きみを愛してる!』
保険金詐欺で投獄された主人公・スティーヴン(ジム・キャリー)は、刑務所で出会った心優しいフィリップ(ユアン・マクレガー)に一目惚れ。恋に落ちた2人は出所後一緒に暮らし始めるが、スティーヴンはさらなる嘘や不正を重ねていき…。
IQ169の天才詐欺師スティーヴン・ラッセルの実話をもとに作られた本作。現在モデルとなったスティーヴンは総刑期167年でテキサスの刑務所に収監、23時間の監視状態に置かれているという。
映画の中のスティーヴンも、頭の良さと口のうまさで周りを騙していくのだが、ジム・キャリーの人懐っこそうな外見や調子のいい演技が、見事この天才詐欺師にぴったりとハマっている。ジム・キャリーはこの役のために、前頭葉が発達して見えるように生え際を剃って後退させ、おでこを広くするなど、外見にも手を加えて役作りをしたそう。
一方で、フィリップを演じるユアン・マクレガーがこれまたハマり役だ。人が良さそうで、守ってあげたくなるようなフィリップをとても魅力的に、かわいらしく演じている。観客すら騙してしまうスティーヴンの名詐欺師っぷりと共に、俳優の魅力が光るキャスティングにも注目して楽しんでほしい。
10歳の天才科学者のスピーチに感動『天才スピヴェット』
『アメリ』(01年)のジャン=ピエール・ジュネ監督による本作は、モンタナ州の牧場に住む10歳の天才科学者の少年が、スミソニアン学術協会から賞を授与されることになり、家族に内緒でワシントンD.C.へ向かうロードムービー。
スピヴェットを取り巻くのは、身も心も100年前のカウボーイの父と昆虫博士の母、アイドルを夢見る姉と、ジュネ監督の作品らしい個性豊かなキャラクターたち。変わり者のスピヴェットが貨物列車に乗り込み、旅していく様子がまるで絵本の世界のように描かれ、見ているだけでワクワクする。
主人公スピヴェットを演じるのは、本作が長編映画デビューとなった新鋭カイル・キャトレット。無事授賞式の会場に辿り着いたスピヴェットは受賞スピーチをすることとなるのだが、そこでは“天才少年”としてではなく、“10歳の男の子”として自分の家族へのとある思いが語られる。2テイクでジュネ監督を納得させたという、胸が熱くなるスピーチシーンは必見だ。(Y)
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