【週末シネマリサーチ】〜意外なところにヒットの秘密が!〜
週末公開される注目映画の興行収入や観客動員数を、キャストのメディア露出や注目ニュース度をもとに推測! ヒット予想を展開します。「あの人の熱愛!」や「思わぬスキャンダル」報道が大ヒットの要因になるかも!?
8月22日から23日のランキングは『ジュラシック・ワールド』がV3を達成。公開19日間で動員400万人、興収59億円(24日現在)と驚異的なスピードで数字を伸ばしている。2位『ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション』も3週連続で2位と好調。こちらも公開17日間で動員261万人、興収34億と大ヒットといってよい数字を叩き出している。当欄期待の『アイカツ!ミュージックアワード〜』は惜しくも12位。100館弱の劇場数としては大健闘か。
今週は、大旋風を巻き起こした『テッド』(13年/東宝東和)の奇跡!?の続編『テッド2』、東宝配給の『S 最後の警官 奪還 RECOVERY OF OUR FUTURE』などが公開。果たして盤石上位陣の牙城を崩すことはできるのか。
(※ランキングは週末土日の観客動員数、上映館数は公式HPや配給情報参照)
[今週の上位ランキング予想]
◎『テッド2』(東宝東和)
○『S-最後の警官- 奪還 RECOVERY OF OUR FUTURE』(東宝)
△『劇場版 弱虫ペダル』(東宝映像事業部)
×『ロマンス』(東京テアトル)
(◎:大本命 ○:対抗 ▲:一発あり △:穴で ×:期待)
◎【2位予想】『テッド2』
マーク・ウォールバーグ演じるさえない中年男性・ジョンと、下品でシニカルなテディベア・テッドのコンビが下ネタ満載で繰り広げるコメディ映画の第2弾。
前作は日本で大ヒット。全国253スクリーンで公開され、動員22万人、興収3億2000万で初登場1位を記録し、最終的には興収42億円まで数字を伸ばした。
本作の劇場上映館は約350と前作より大幅に増えた。公開日(8月28日)には、R15+だった前作が15歳未満でも見られるように編集され、地上波でまさかのオンエア。8月18日にはテッドの日本語吹き替えを担当した有吉弘行と、ファンクラブ代表のAKB48・小嶋陽菜が完成披露試写会に参加。テッドやご当地キャラが小嶋に「セクハラ三昧」の模様が大きく報道された。先に公開されたアメリカでは、公開初週3日間で興収約3300万ドル。これはパート1との対比で約60%とやや不調だった。アメリカでのヒットが日本の興収に影響することが多い昨今、やや気になる数字だが、25−30万人の動員は期待したいところだ。(後編へ続く…)
・【週末シネマリサーチ】(後編)下ネタ大好き『テッド』は恐竜やトム・クルーズに勝てるのか!?
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