【週末シネマリサーチ】〜意外なところにヒットの秘密が!〜
週末公開される注目映画の興行収入や観客動員数を、キャストのメディア露出や注目ニュース度をもとに推測! ヒット予想を展開します。「あの人の熱愛!」や「思わぬスキャンダル」報道が大ヒットの要因になるかも!?
8月29日から30日のランキングは、当欄予想通り『テッド2』が土日で30万人超を記録。僅差ながら『ジュラシック・ワールド』を制し、堂々の初登場1位に輝いた。その『ジュラシック〜』も動員475万人を突破し、興収は70億超。現時点で、2015年公開作品の興行収入ランキングでトップに立った。3位予想の『S-最後の警官- 奪還 RECOVERY OF OUR FUTURE』は動員16万人、興収2億円で5位。20万人は超えるのではと予想していただけに、やや物足りない数字となった。
今週は人気シリーズ『アンフェア』の完結編となる『アンフェア the end』や多部未華子、綾野剛出演のラブストーリー『ピース オブ ケイク』などが公開。洋画に押された夏の最後に、邦画の逆襲はあるのか!
(※ランキングは週末土日の観客動員数、上映館数は公式HPや配給情報参照)
◎『アンフェア the end』(東宝)
○『ピース オブ ケイク』(ショウゲート)
△『映画 みんな!エスパーだよ!』(ギャガ)
×『猫侍 南の島へ行く』(AMGエンタテインメント)
(◎:大本命 ○:対抗 ▲:一発あり △:穴で ×:期待)
◎【2位予想】アンフェア the end
人気ドラマ「アンフェア」の4年ぶりとなる劇場公開版第3弾にして、シリーズ完結編。シリーズ通して隠されていた謎の真実が明かされる。
過去2作品が劇場公開され『アンフェア the movie』(07年)が動員27万2000人、『アンフェア the answer』(11年)が23万5000人と安定した数字を記録。
劇場公開数は約320館。ラストということでプロモーションも精力的だ。8月18日にはヘリから登場したのを皮切りに、ド派手なジャパンプレミアイベントを開催。23日には「a-nation stadium fes.」に篠原涼子が参戦、翌24日には大阪で行われた試写会では、篠原の胸元がパックリとあいたセクシーなドレスが大きな話題になった。シリーズものは数字が下がっていくのが常だが、本作は「完結編」という触れ込みで集客力はある。25万人は死守したいところか。(後編へと続く…)
・【週末シネマリサーチ】(後編)「完結編」は観客動員に効果ある!?『アンフェア』シリーズ「the end」が公開!
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