【今日は何の日】ピンヒールやサドルシューズの美しさに惚れ惚れ…「いい靴の日」に見たい映画は?
11月9日はいい靴の日。「いい(11)く(9)つ」(いい靴)と読む語呂合わせから決められ、「足の美と健康を意識する日に」との願いが込められた記念日だ。今回はそんな記念日にちなみ、靴が印象的なアイテムとして登場する映画と、シューズブランド「マノロブラニク」の魅力に迫るドキュメンタリーを紹介する。
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毎年贈られるサドルシューズに注目『イノセント・ガーデン』
主人公のインディア(ミア・ワシコウスカ)は、誕生日になると父が庭のどこかに隠したプレゼントを探す。毎年プレゼントはサイズ違いの「サドルシューズ」なのだが、18歳の誕生日に見つけたプレゼントの中身は「謎の鍵」だった。その後、父が不審な死を遂げ、葬儀の日に長年行方不明になっていた叔父チャーリー(マシュー・グッド)が現れる…。
本作は、『オールド・ボーイ』(04年)の鬼才パク・チャヌク監督のハリウッドデビュー作。脚本は『プリズン・ブレイク』で主演を務めた俳優ウェントワース・ミラー。
ミラーが自身の名前を隠し、8年もの歳月をかけて書き上げたストーリーもさることながら、本作の魅力を底上げしているのはビジュアルの美しさだ。衣装では登場人物のクラシカルな装いが印象的だが、中でもインディアの衣装は、フランスの画家バルテュスの絵画からインスピレーションを受けているそうで、少女が蛹から蝶になる瞬間の危うい美しさが表現されている。
本作のキーアイテムとも言える「サドルシューズ」も、インディアのファッションに絶妙にマッチ。そして18歳の誕生日、“大人”になったインディアは叔父さんから「クリスチャン・ルブタンのヒール」をプレゼントされるのだが、その靴も思わずため息が漏れるほど美しい。一つ一つこだわりが感じられるアイテムに注目しながら楽しんでほしい。
ピンヒールの魅力とは?『マノロ・ブラニク トカゲに靴を作った少年』
英国王室やセレブなど、世界中のファッショニスタから支持を集める、イギリス発のシューズブランド「マノロブラニク」。デザイナーのブラニクは、今でもイタリア・ミラノの工房で職人たちとハンドメイドの靴作りを続けている。本作は、そんな天才デザイナー・ブラニクの創作過程をつまびらかにし、個人としての素顔も明らかにするドキュメンタリー。
タイトルは、ブラニク自身が子ども時代、お菓子の包み紙でトカゲに靴を作ってあげたことに由来している。カナリア諸島で生まれた少年が、なぜシューズデザイナーの道を志すようになったのか…ブラニク自身、そして彼を取り巻く人々へのインタビューのほか、再現映像やイラストでブラニクの生い立ちや仕事ぶりを伝える。
マノロのことをよく知らなくとも、このドキュメンタリーを見ればワクワクするような美しいデザインの靴がたくさん見られ、そしてマノロにまつわる数々のエピソードを知ることができる。ダイアナ元妃にまつわる話や、マノロが爆発的にヒットするきっかけになったのは『セックス・アンド・ザ・シティ』だという話は特に興味深い。なによりもおしゃれでチャーミングなブラニク自身の魅力の虜になること間違いなしだ。(Y)
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