【興行トレンド】『すずめの戸締まり』が『天気の子』超え! 初日3日間の興収が上回る

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『すずめの戸締まり』
『すずめの戸締まり』
(C) 2022「すずめの戸締まり」製作委員会

新海誠監督最新作、大ヒット! 午前0時の最速上映も実施

【興行トレンド】11月11日から公開された新海誠監督新作『すずめの戸締まり』が大ヒットスタートを切った。11日から13日までの初日3日間の興収は約18億8400万円(11月7日実施のIMAX先行上映分を含む)。前作『天気の子』が初日3日間で約16億4400万円だったので、114.7%の出足となった。

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公開初日11日午前0時に全国6大都市圏(東京、神奈川、大阪、愛知、福岡、北海道)の11劇場で最速上映を実施した。シネコンでの上映回数は通常は1日5回のところ、10回以上は当たり前。15回を超えるシネコンも多くあった。ちなみに、日本最大級の動員を誇るTOHOシネマズ新宿では11日午前0時に1スクリーンで上映。その後、朝7時から深夜29時までIMAX版を含め計33回上映。12日は32回、13日は27回上映した。

『すずめの戸締まり』は、少女・岩戸鈴芽が、日本各地の廃墟にあり、災いの元となる“扉”を閉めていた“閉じ師”の青年・宗像草太と出会い、一緒に扉を閉める旅に出る冒険物語。すずめの声を若手女優・原菜乃華、草太の声をSixTONESの松村北斗が務める。宣伝では全国47都道府県の地元企業47社が集まり、「日本の戸締まりプロジェクト」を発足。本プロジェクト用に描き下ろされた「メッセージビジュアル」をアイコンに、各社様々な取り組みを行った。

スタートダッシュに一役買ったのが入場者プレゼント「新海誠本」だ。『すずめの戸締まり』企画書全文や新海監督ロングインタビュー、『君の名は。』『天気の子』企画書の一部、新海監督×原菜乃華×松村北斗の鼎談が掲載された20ページの冊子だ。

『すずめの戸締まり』のオープニング興収は約18億8400万円。今年の大ヒット作『ONE PIECE FILM RED』の約22億5400万円(初日2日間)、『名探偵コナン ハロウィンの花嫁』の約19億700万円(初日3日間)を下回っている。今後、両作の興収にどう迫っていくのかに注目したい。(文:相良智弘/フリーライター)

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