『インサイド・ヘッド』は徹底的なリサーチに基づく物語だった!

『インサイド・ヘッド』
(C) 2015 Disney/Pixar
『インサイド・ヘッド』
(C) 2015 Disney/Pixar
『インサイド・ヘッド』
(C) 2015 Disney/Pixar
『インサイド・ヘッド』
(C) 2015 Disney/Pixar
『インサイド・ヘッド』
(C) 2015 Disney/Pixar

人間の頭の中の感情をキャラクターとして描き、この夏、興収40億円を突破した感動作『インサイド・ヘッド』(MovieNEXで11月18日リリース)。設定自体がユニークで、ファンタジー色が強いこの作品が、実は、徹底的なリサーチに基づくリアルな物語だということをご存知だろうか?

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本作は、11歳の少女ライリーの頭の中にある“ヨロコビ”“カナシミ”“イカリ”“ムカムカ”“ビビリ”といった5つの感情が、彼女の幸せを守るために、日々奮闘しているという設定。ところが、あることをきっかけに、ライリーが笑顔をなくし始め、危機感を感じたヨロコビが、ライリーのためにある行動に出るというストーリーだ。

メガホンをとったのは、『トイ・ストーリー』の原案を手掛け、『モンスターズ・インク』『カールじいさんの空飛ぶ家』といったメガヒット作を手掛けてきたピート・ドクター監督。彼には実際に娘がいて、『カールじいさんの空飛ぶ家』では、少女エリーの声を演じているのだが、そんな彼女が11歳になった頃、ドクター監督が我が子の感情の変化に戸惑い「一体、彼女の頭の中で何が起こっているのだろう?」と考えたことが、本作の物語の発端となっていたのだ。

ドクター監督は、かねてから心を掘り下げて見せていくというアイデアに惹かれていたが、感情を擬人化し、彼らの視点からストーリーを語るという大胆な発想が生まれた時、ようやく本作の物語が動き出した。そこからは、脚本作りの段階で徹底的なリサーチを開始。心理学者や顔の表情の研究者など、様々な分野でリサーチし、ストーリーを肉付けしていったのだ。

「なぜ、悲しみは必要なのか?」という疑問に対しても、劇中ではとても説得力のある答えを出している。ドクター監督によれば、それは、映画を作っていく過程でわかっていったことだと言う。「親しい人間に対して、怒ったり怖がったり悲しがったりする感情の深みや複雑さこそが、本当の絆をもたらす」という考え方だ。「人生の幸せというものは、ずっと深いところに存在する」というドクター監督の言葉も非常に奥深い。

いろいろな意味で、何度も見返したくなる『インサイド・ヘッド』(http://www.disney.co.jp/movie/head.html)。さまざまなボーナスコンテンツも満載の本作のMovieNEX(4000円+税)は11月18日リリース。11月11日 よりデジタル先行配信も開始となる。

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