映画『先輩と彼女』の初日舞台挨拶が10月17日に新宿バルト9で行われ、志尊淳、芳根京子、小島梨里杏、戸塚純貴、水谷果穂、池田千尋監督が登壇した。劇中「みの先輩」として女子に憧れの高校生を演じた志尊は、壇上で“公開エア顎クイ”を披露し、会場を大コーフンに包み込んだ。
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本作は、2巻累計で100万部を突破している南波あつこの人気コミックを『烈車戦隊トッキュウジャー』の志尊淳、『表参道高校合唱部!』の芳根京子で実写映画化した青春ラブストーリー。ファンが多い作品だけに、志尊は「主人公は格好よくなくてはいけないというのが前提なので不安が大きかった」と胸の内を明かすと、芳根も「とにかくプレッシャーがありました。ヒロインって女の子に共感していただくことが一番なので(池田)監督と相談してがんばりました」と心情を吐露した。
そんな出演者の思いは作品に色濃く反映し、キュンとなる青春ストーリーが繰り広げられる。なかでも“壁ドン”や“頭ポンポン”など女子の胸キュン場面は見どころだが、この日は、池田監督が厳選した「黙ってないで何か言えよ」という“顎クイ”シーンを生で再現することに。照れまくる志尊だったが、会場からの期待に応え“公開エア顎クイ”を披露。客席からは悲鳴に近い歓声が巻き起こった。
また同世代が多い現場は和気あいあいとしつつも、役作りのため微妙な距離感があったという。芳根と小島は恋のライバルという立場だったため、「撮影中はあまり話しかけられなかったんです」と小島が打ち明けたが、打ち上げの際、2人の思いを確認し合うと、一気に意気投合。「今では何でも話し合える大切な存在」になったと芳根と小島は笑顔で見つめ合っていた。
志尊は「高校生に戻れるような等身大の甘酸っぱい青春ストーリーに仕上がっています。原作を知っている方も知らない方も、多くの人に見ていただきたいです」と力強く作品をアピールしていた。(text&photo:磯部正和)
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