世界中を震え上がらせた “リトビネンコ事件” の10年間に及ぶ捜査の全貌を完全映像化した新作ドラマ『リトビネンコ暗殺』(全4話)が、12月22日より「スターチャンネルEX」にて独占配信される。
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“ロンドン警視庁史上最も複雑、かつ危険な捜査”をドラマ化
“ロンドン警視庁史上最も複雑、かつ危険な捜査”と言われた「リトビネンコ事件」。本作はこの未曽有の事件の真相を追求し、懸命に戦ったロンドン警視庁の捜査官たちと、夫を亡くした妻マリーナ・リトビネンコの10年間に及ぶ苦難の捜査の全貌を、警察と遺族ら全面協力のもと、徹底的なリサーチに基づき映像化したノンフィクションドラマだ。
2006年11月、ロンドンで放射性毒物を投与され暗殺された、旧ソ連国家保安委員会(KGB)の流れをくむロシア連邦保安局(FSB)の元工作員で、反ロシア活動家のアレクサンドル・リトビネンコ。1998年に当時プーチン氏が長官を務めていたFSBを記者会見の席で批判し、逮捕・投獄された。2000年にイギリスに亡命すると、プーチン政権下で行われたさまざまな事件の内幕を暴露する。
2006年10月にイギリス国籍を取得するも束の間、11月1日、リトビネンコは突然嘔吐し、入院した病院で「毒を盛られた」と主張。病床で撮影された1枚の写真はその訴えと共に世界に衝撃を与える。そしてロンドン警視庁による事情聴取に対し、「暗殺を指示した黒幕はウラジーミル・プーチンである」と断言し、11月23日に死亡した(享年44)。死後、プーチン大統領を糾弾する内容の遺書が公表された。
本作はリトビネンコ事件を警察視点で追ったドキュメンタリー番組『KGBの刺客を追え』を製作した英国アカデミー賞(BAFTA)受賞者のリチャード・カバジが共同プロデューサーとして参加。リトビネンコの妻マリーナとロンドン警視庁の捜査官ら関係者全面協力のもと、死の間際に病室で行われた事情聴取から、死因の毒物、放射性物質ポロニウム210の特定、容疑者の追跡、そして、ロシア政府との困難極まる駆け引きなどを経て、2016年にイギリス政府としてプーチンが関与したとの見解を正式に表明するまでの10年間に及ぶ苦難と奮闘を徹底的なリサーチにもとづき再現。ロシア政府と歴代イギリス首脳の親密さや、“亡命イギリス市民”リトビネンコの死の真相究明に対して消極的だった英国政府の様子が実際の報道映像とともに映し出され、本格調査にこぎつけるまでの妻マリーナや、ロシアに乗り込むロンドン警視庁の刑事たちの奮闘ぶりも注目だ。ノンフィクションならではの恐ろしさとリアリティにあふれる手に汗握る展開は、原発事故の内幕に生々しく迫ったHBOドラマ『チェルノブイリ』を彷彿させる。
『リトビネンコ暗殺』はスターチャンネルEXにて12月22日より配信。TV放送のBS10 スターチャンネルでは2月6日から独占日本初放送(2月5日は第1話の先行無料放送)。
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