小栗旬が『るろ剣』監督と初タッグ!「ミュージアム」を映画化
『るろうに剣心』を大ヒットシリーズに導いた大友啓史監督×小栗旬主演で、人気漫画「ミュージアム」が実写映画化されることがわかった。
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原作は、2013年にヤングマガジン誌で連載されるや、その過激な描写と緊迫のストーリー展開で、目の肥えたマンガファンを中心に話題になった巴亮介(ともえ・りょうすけ)による戦慄サイコスリラー。連載終了後も“ヤバすぎる”とSNS上で拡散し、その衝撃的な内容に映画化権も争奪戦となった。
物語は、雨の日だけ発生する猟奇殺人事件がモチーフ。それは、まるで見つけられることを前提にしたかのように演出された殺し方で、現場にはそれぞれ“ドッグフードの刑”“母の痛みを知りましょうの刑”など、謎のメモが残されていた。これは単なる殺人事件ではないと気付いた警視庁捜査一課の沢村久志刑事は、連続殺人事件の関連性に気づく。すると次のターゲットに沢村の妻と子どもがリストアップされていたという内容だ。
被害者が残忍な方法で殺害されることや、犯人が必ずカエルのマスクを被り事件を実行することも話題のこの映画で、残虐な猟奇殺人を繰り返す“カエル男”を追う沢村刑事役を演じるのは、今年で映画デビュー15周を迎える小栗。「漫画を読みきった時、本当に嫌な気持ちになりました。しかし、昨今このような理解し難い事件が起こり、遠い現実ではない気がします。何故、これを今突きつけるのか、どのように届けるべきなのか、初めて参加させてもらう大友監督のもと、共に探せたらと思っています。皆さんと一緒に考えられる作品になればと全力で演じさせていただきます」とコメントしている。
メガホンをとる大友監督は「こんなに得体の知れない怖さを感じる漫画は初めて読みました。まったく思いもよらないところから、不意に顔の見えない何かが襲い掛かってくる。今まで蓄積してきたものが、一瞬にして台無しにされてしまう。現代社会に巣食う、誰もが共有するそんな漠とした不安を、原作はヒリヒリ、ジリジリと炙り出しています。同時代性あふれるこの素材をどう料理するのか。もっとも仕事をしてみたかった俳優の一人、小栗旬君と共に、大きく深く呼吸をしながら取り組みたいと思います」と述べている。
『ミュージアム』は11月8日にクランクインし現在撮影中。2016年全国公開予定だ。
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