裁判の結果は「発言する女性たちに冷や水を浴びせることになる」と主張
アンバー・ハードはジョニー・デップの名誉毀損評決を不服とし、裁判の取り消しまたはやり直しを要求した。
ハード側はヴァージニア州の裁判所に提出した書類中で、裁判の結果について、発言する女性に対する「冷や水効果」をもたらすと述べている。
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People誌などによると、11月23日(現地時間)、ハードと彼女の新しい弁護士は6月1日(現地時間)の評決について、裁判がカリフォルニア州ではなくヴァージニア州で行われたことに疑問を呈している。デップはハードが2018年のワシントン・ポスト紙に寄稿した記事の内容について訴え起こした。ポスト紙のサーバーはバージニア州にあるが、記事中にデップの名前は明記されていない。
ハード側は、デップが2020年11月にイギリスで、「ザ・サン」紙が彼を“妻を殴る者(wife-beater)“と称したことでの名誉毀損裁判に敗訴した時点で、更なる裁判を進めるべきではなかったと主張した。「ロンドンの裁判所は、同紙主張が“実質的に真実”であると支持し」、ハードはその主張を裏付ける証言をした。2021年3月、デップ側はそれを覆そうと試みたが、裁判所は却下した。
ハードの弁護団は裁判所が、ハードが「主張に中傷的な含意はない」とした反論を無効にしたことも誤りだったとし、「この判例が認められると、権力を持つ男性が関わる虐待について語ろうとする他の女性たちに、間違いなく冷や水を浴びせることになる」と主張した。
今年行われた裁判で、7人の陪審員はハードが家庭内暴力について綴ったワシントン・ポスト紙の論説でデップの名誉を毀損したと認め、デップは1000万ドル以上の損害賠償を得した。一方ハードは名誉毀損の反訴のうち1つに勝ち、200万ドルを得た。ハードは今年8月、控訴のために弁護団を変更した。
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