【週末シネマリサーチ】〜意外なところにヒットの秘密が!〜
週末公開される注目映画の興行収入や観客動員数を、キャストのメディア露出や注目ニュース度をもとに推測! ヒット予想を展開します。「あの人の熱愛!」や「思わぬスキャンダル」報道が大ヒットの要因になるかも!?
11月28日〜29日のランキングは、公開2週目の『リトルプリンス 星の王子さまと私』(ワーナー)が首位、週末土日動員6万1000人を記録した。その他、大作の公開がなく、大きな順位変動はなかったが、ヘレン・ミレン主演の『黄金のアデーレ 名画の帰還』(ギャガ)が初週土日動員2万2000人で9位にランクインした。
今週は、『007 スペクター』(ソニー・ピクチャーズ)、『I LOVE スヌーピー THE PEANUTS MOVIE』(20世紀フォック)、『杉原千畝 スギハラチウネ』(東宝)、『海難1890』(東映)など300館超えの大作が目白押し。混戦を制すのは果たして……。
(※ランキングは初週土日の観客動員数、上映館数は公式HPや配給情報参照)
[今週の上位ランキング予想]
◎『007 スペクター』(ソニー・ピクチャーズ)
○『I LOVE スヌーピー THE PEANUTS MOVIE』(20世紀フォックス)
▲『映画 ハイ☆スピード! Free! Starting Days』(松竹)
△『杉原千畝 スギハラチウネ』(東宝)
△『海難1890』(東映)
*『人狼ゲーム クレイジーフォックス』(AMGエンタテインメント)
(◎:大本命 ○:対抗 ▲:一発あり △:穴で *:期待)
◎【1位予想】『007 スペクター』
スパイ・アクション映画『007』シリーズ第24作。前作『007 スカイフォール』に引き続き、サム・メンデス監督がメガホンをとり、ボンド役は4度目となるダニエル・クレイグが演じる。
『007 スカイフォール』(12年)は全国584スクリーンで公開され初週土日動員が39万8000人、興収4億5000万円を記録。前々作『007 慰めの報酬』(09年)も初週土日で3億円以上をあげるなど、クレイグ版ボンドも大人気だ。全米ではオープニング興収で約7300万ドルをあげ、公開5日間で8000万ドル超えと絶好調。
日本では11月27〜30日まで先行上映され、3日間で興収3億8000万を記録。本興行では上映館数も350以上、スクリーン数も600近くを確保しており、間違いなく好スタートを切るだろう。「これまでの『007』ファンにも満足の内容」という声も多く聞かれる。20万〜30万人の動員は期待したいところだ。(後編へ続く…)
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