【週末シネマリサーチ】〜意外なところにヒットの秘密が!〜
週末公開される注目映画の興行収入や観客動員数を、キャストのメディア露出や注目ニュース度をもとに推測! ヒット予想を展開します。「あの人の熱愛!」や「思わぬスキャンダル」報道が大ヒットの要因になるかも!?
12月5日から6日のランキングは『007 スペクター』(ソニー・ピクチャーズ)が全国591スクリーンで公開され、初週土日動員26万2000人、興収3億6000万で初登場1位。12月8日時点(公開8日間)での累計動員数は75万9467人、興収10億を突破した。2位は東宝配給の『杉原千畝 スギハラチウネ』。全国329スクリーンで公開され初週土日動員11万8000人。3位は全国653スクリーンで公開され、初週土日動員11万4000人を記録した『I LOVE スヌーピー THE EANUTS MOVIE』が入った。穴予想の『映画 ハイ☆スピード! −Free! Starting Days−』は全国120スクリーンで初週土日動員6万7000人。スクリーンアベレージは高かったが、『ラブライブ!The School Idol Movie』の25万人という数字には遠く及ばなかった。
今週は東宝『orange-オレンジ-』、松竹『母と暮せば』、東映『仮面ライダー×仮面ライダー ゴースト&ドライブ 超MOVIE大戦ジェネシス』のメジャー3社がそろい踏み。『007 スペクター』のV2を阻止できるか!?
(※ランキングは初週土日の観客動員数、上映館数は公式HPや配給情報参照)
[今週の上位ランキング予想]
◎『orange-オレンジ-』(東宝)
○『母と暮せば』(松竹)
▲『仮面ライダー×仮面ライダー ゴースト&ドライブ 超MOVIE大戦ジェネシス』(東映)
*『わたしはマララ』(20世紀フォックス)
(◎:大本命 ○:対抗 ▲:一発あり △:穴で *:期待)
◎【1位予想】『orange-オレンジ-』
高野苺の人気コミック「orange」を土屋太鳳、山崎賢人の「まれ」コンビで実写映画化。未来から届いた手紙によって、辛い未来を変えようとする高校生たちの懸命な姿を描いた青春物語。
東宝の少女コミック原作の実写化は、『アオハライド』(14年/21万人)、『ストロボ・エッジ』(15年/28万6000人ン)、『俺物語!!』(15年/11万9000人)などがある(数字は初週土日動員数)。また山崎賢人出演の少女コミックの実写化では、『ヒロイン失格』(15年/ワーナー)が全国268スクリーンで週末土日動員22万4000人という結果を残している。
『ストロボ〜』や『アオハライド』のような直球恋愛ストーリーとは趣が違うが、青春群像劇としての仕上がりは、原作ファンを中心にティーンには刺さるだろう。11月30日には16-26歳を対象にした「女性限定こたつ試写会」を開催。土屋と山崎が「制服デート」への憧れを語るなど、過去のセオリー通り、若い世代への訴求プロモーションは徹底している。上映館数は約300館。クリスマスも近く大幅増員は期待できる。(後編へ続く…)
・【週末シネマリサーチ】後編/東宝、松竹、東映メジャー3社の激突!快進撃『007』を打ち破る作品は!?
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