前編/『スター・ウォーズ』VS『妖怪ウォッチ』世紀のガチンコバトル! 軍配は!?

#週末シネマリサーチ

『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』
(C)2015Lucasfilm Ltd. & TM. All Rights Reserved
『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』
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【週末シネマリサーチ】〜意外なところにヒットの秘密が!〜

週末公開される注目映画の興行収入や観客動員数を、キャストのメディア露出や注目ニュース度をもとに推測! ヒット予想を展開します。「あの人の熱愛!」や「思わぬスキャンダル」報道が大ヒットの要因になるかも!?

12月12日から13日のランキングは『orange-オレンジ-』(東宝)が、全国303スクリーンで初週土日動員26万1000人、興収3億1000万で1位を獲得。同配給の少女コミック原作の映画化である『アオハライド』(14年)の124%、『ストロボ・エッジ』(15年)の91.3%というオープニング動員比になった。当欄2位予想の『母と暮せば』(松竹)は全国336スクリーンで公開され、初週土日動員19万7000人、動員2億4000万で3位。山田洋次&吉永小百合コンビの『おとうと』(10年/松竹)との比較では、動員数で90.5%だったものの、興収では上回った。好スタートと言えるだろう。『仮面ライダー×仮面ライダー ゴースト&ドライブ 超MOVIE大戦ジェネシス』(東映)は全国292スクリーンで、初週土日動員18万1000人の4位。こちらも過去作品と比較してもほぼ同じと堅調な滑り出した。

今週は、世界中を熱狂の渦に巻き込んでいる『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』(ディズニー)が公開を迎える。今年最大の話題作で、どんな数字を叩き出すのかに注目が集まっているが、そんな『スター・ウォーズ』に真っ向勝負を挑む(!?)のが『映画 妖怪ウォッチ エンマ大王と5つの物語だニャン!』(東宝)だ。モンスター級の潜在能力の2作品から目が離せない。
(※ランキングは初週土日の観客動員数、上映館数は公式HPや配給情報参照)

[今週の上位ランキング予想]
◎『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』(ディズニー)
○『映画 妖怪ウォッチ エンマ大王と5つの物語だニャン!』(東宝)
▲ 該当作なし
△ 該当作なし
*『ディーン、君がいた瞬間(とき)』(ギャガ)
(◎:大本命 ○:対抗 ▲:一発あり △:穴で *:期待)

◎【1位予想】『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』
2005年に公開された『スター・ウォーズ/エピソード3 シスの復讐』以来、10年ぶりの新作であり、オリジナル3部作の最終章『スター・ウォーズ/ジェダイの復讐』から30年後を舞台した、新たな3部作の第1章。

10年ぶりの新作だが、時代が進むという意味では、1983年に公開された『スター・ウォーズ/ジェダイの復讐』以来、32年ぶりということになる。徹底的な情報統制で詳細は明かされていないが、世界中から前売り券が爆発的に売れているというニュースが届いている。日本でも11月18日から、全国367館で前売り鑑賞券の先行予約販売が開始されたが、日付が変わった瞬間に各劇場のWEBサーバーがダウンするなど、あっという間に全国27館で初回上映チケットが完売した。

『スター・ウォーズ/エピソード3 シスの復讐』は、先々行、先行上映を含めた初週土日の動員が135万人、興収18億8000万強を記録。2002年公開の『スター・ウォーズ/エピソード2 クローンの攻撃』も全国630スクリーンで公開され、初週土日動員107万人、興収16億円という結果を残している。

これまでの『スター・ウォーズ』ファンの年齢層は30〜40代がメインで、若い層をどれだけ取り込めるかが爆発的なヒットにつながる要因となるだろう。情報量が少ないだけに、往年のファンが作品をどう評価するか……それによって興行成績は大きく変わってくる。洋画が盛り返した感のある2015年。初週100万人の大台は最低ラインか。(後編へ続く…)

【週末シネマリサーチ】後編/『スター・ウォーズ』VS『妖怪ウォッチ』世紀のガチンコバトル! 軍配は!?

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